各地より桜開花の便りが寄せられる季節になりましたね。
本日、3月27日は『さくらの日』なのです。3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二候のひとつ「桜始開」が重なる時期であることから制定されております。「桜始開」は二十四節気「春分」の次候にあたります。
昨晩も焼酎を煽りながら、20世紀のブラジル音楽を代表する作曲家、Antonio Carlos Jobimの『Chega De Saudade』を弾いてみました。この曲の英名は『No More Blues』、邦名は『想いあふれて』です。Antonio Carlos
Jobimは数々の名曲を作曲していますが、『Chega De Saudade』は美しいリフ旋律を持ち、管理人の大好きな楽曲の一つなのです。
1959年に最初のボサノヴァ・ソングとされる『Chega de Saudade』をJoão Gilbertoがリリースしました(ボサノヴァ第1号と言われております)。この曲は実は元々・・・、サンバ・カンサォンの女王と呼ばれる歌手Elizeth
Cardosoのためにつくられた曲でしたが、João Gilbertoの画期的なギター奏法が当時のブラジルの若者の心を魅了したのです。
この『Chega de
Saudade』からブラジル音楽は明確に変化したと言われています。ポルトガル語で『BOSSA』とは「やり方(傾向)」「才能」という意味、そして『NOVA』が「新しい」という意味。ボサノヴァを直訳すれば「新しいやり方(傾向)」となるわけです
先ずはJoão
Gilberto & Caetano Veloso及びAntonio Carlos Jobimを聴いてみましょう。
いやはや何とも言えない燻銀の様な渋さですねぇ。これぞボサノヴァの骨頂です。
曲名のSaudade(サウダージ)
とは「切なさ」や「愛おしさ」「懐かしみ」「熱情」の様な意味の言葉なのです。そういった感情の意味から、「想いあふれて」と日本語訳がつきました。歌詞は下記のとおり、別れた彼女に今もなお想いを寄せる切ない男心の曲なのです。
先ずはポルトガル語の原文です。
Vai
minha tristeza e diz à ela
Que
sem ela não pode serDiz-lhe numa prece que ela regresse
Porque eu não posso mais sofrer
Chega de saudade, a realidade é que sem ela
Não há paz, não há beleza, é só tristeza
E a melancolia que não sai de mim, não sai de mim, não sai
Mas
se ela voltar, se ela voltar
Que
coisa linda, que coisa loucaPois há menos peixinhos a nadar no mar
Do que os beijinhos que eu darei na sua boca
Dentro
dos meus braços os abraços hão de ser milhões de abraços
Apertado
assim, colado assim, calado assimAbraços e beijinhos e carinhos sem ter fim
Que é pra acabar com esse negócio de viver longe de mim
Não quero mais esse negócio de você viver assim
Vamos deixar desse negócio de você viver sem mim
悲しみさん 彼女に言ってやってくれないか
おまえなしでは駄目なんだとお願いだから 戻ってきてくれと
僕は生きていけないよ
思い出はもうたくさん
彼女なしでは
心の平和はあり得ない
この世にはどんな美もあり得ない
それにしても
終わりがないのは
僕の中に巣くっている この悲しみ
この憂鬱
でも 彼女が帰ってきてくれるなら
ああ こんなすばらしいことはない海に泳ぐ魚の数よりも
もっとたくさんのキスをして
この両腕にしっかりと
彼女を抱きしめてなにもいわずに
その身体の温もりを
深く深く
吸い込むだろうに
飽きるほど抱擁し
キスをして
愛撫の雨を降らせてやれるのに
そんな生き方はさせないよ
僕と離れて生きるなんて独りになど
させておいたりしないのに
そんな生き方はやめるんだ
僕と離れて生きるなんて
この曲は数々の女性ボーカリストも歌っております。Marina Maizteguiの美しい歌声を聴いてみて下さい。
この曲は、元来はボサノヴァナンバーなのですが、サンバリズムにアレンジした演奏も多くあります。渡辺貞夫の軽快な演奏、そしてSteve Gadd(ドラムス)のハイテクニックなリズム感を検証してみましょうかぁ。
さて昨晩ですが・・・、管理人はボサノヴァスタイルでいくか、サンバスタイルで演奏するかかなり迷ったのです。サンバが「明るく陽気に」であるのに対してボサノヴァは「質素でクールに且つ気だるく」のイメージがあります。ボサノヴァには「わび」と「さび」も必要なアダルトな音楽なのです。
結局、『Wave』以来、2年10か月振りにボサノヴァをやることにしました。
後リフを踊り狂いながら演奏するのが管理人のスタイルなのですが、ボサノヴァですから・・・、昨夜はこのパフォーマンスを封印しました。
管理人が作成した面譜、そして演奏です。原曲のKeyはDmですが、管理人の都合でCmにしております(確か小野リサもCmで演奏していた様な気がします)。
過日11月14日(埼玉県民の日)、鴻巣上谷総合公園テニスコートにて開催されましたミズノの小林幸司選手による講習会、第9弾です。
それでは小林幸司選手の講習内容を整理してみます。
1)この練習方法ではサービスラインとベースラインの中間点から打ちます。
2)今回の練習のポイントは身体の回転を上手く使うことを意識して打つことです。3)身体を回転することにより打ち終わった後に右足が自然に前に出てきます(送り足)。
4)右の腰骨(骨盤右腸骨と言います)がボールに向かっていく様に打つことがコツです。
5)右の腰骨を前に大きく向けることで、自然とラケットが前に出てきます。
6)肩から先(腕)の動きだけでボールを捕え様とすると打点やインパクト時の面が安定しません。
7)身体の回転を上手く使ってボールを飛ばすこと、且つラケットを高く振り上げることが出来ると尚良いでしょう。
小林幸司選手に於かれましては、丁寧且つ解り易くご指導を頂きまして、ありがとうございました。
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