自己満足とは、他人の評価や世間の基準に関係なく、自分の行動や結果に対して自分自身が良いと感じて満足することです。悪い意味で、他人の気持ちや意見を考えず自分だけの考えや満足感で行動する状態を指す場合もありますが(所謂「独りよがり」)、肯定的に考えれば、小さなことや日々の趣味に喜びを見出し、自分で自分の機嫌を取るポジティブな意味として捉えられることが出来ます。この場合、評価の基準は自分自身です。周りの人の考えや評価を気にせず、自分が納得している状態も良い事なのだと思います。とにかく人の評価ばかり気にする姿勢は良くありませんね。
アドラー心理学において「自分は役立っている」という感覚は、幸福と勇気を得るために最も重要な「他者貢献(自己有用感)」の基本です。他者から感謝や賞賛をされる必要はなく、自分が「人の役に立っている」と主観的に思える自己満足(貢献感)で十分であるとされています。
【他者貢献のポイント】
①.
感謝は不要
相手がどう思うかではなく、自分がどう行動したかが大切。
②.
自己満足で良い
「私は人の役に立てた」と自分が思えればそれで良い。
③.
勇気の源泉
貢献感を持つことで、困難に立ち向かう勇気が湧く。
共同体感覚を高めるためには「貢献感」を感じ、自己信頼を高めることが不可欠です。しかし、だからといって感謝されることや、ほめられる必要はありません。たとえ全員から無視されたとしても「貢献感」を感じることは可能なのです。
それは一種の自己満足です。「自分は正しいことをした。誰からも認められないが、誰かの役に立つことができた」。そのように自分一人で感じることが、最も正しい「貢献感」の感じ方なのです。相手からの感謝や評価がないと貢献感を感じることができないとしたならば、あなたは常に相手に依存していることになります。相手がほめてくれなかったら、相手に怒りを感じるでしょう。そして感謝を求めてしまうでしょう。それは、本物の貢献感ではありません。本物の貢献感は、相手に依存しない、自己満足でいいのです。
「人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人をとがめず我が誠の足らざるを尋ぬべし」は西郷隆盛の言葉です。人から認められることや感謝されることを求めずに天=人としての正しい道だけを見て行動しなさい、というメッセージはアドラーの教えと全く同じなのです。
また、儒教の古典『大学』の中には「慎独(しんどく)」という言葉があります。これもまた、人の目を気にせずに、誰も見ていなくても正しいことをし続ける、という意味です。幸福に通ずる道は東西共通なのですね。
例えば、亀を助けたから「竜宮城に連れてけ」とか鶴を助けた時に「鶴の恩返し」を期待してはいけないのです。
下の動画は「鶴の逆恨み」です。
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