禅の教えとは、思考を無理に消すことではなく、今していることに注意を戻し、余計なこだわりを手放して、目の前の日常をていねいに生きる実践です。特別な修行だけでなく、日々の生活そのものが心を調える場とされます。
【基本の考え方】
①.
今に向き合う
過去や未来にとらわれず、目の前の作業や動作に集中する
②.
執着をゆるめる
他人との比較や過度な欲望に気づき、心を軽くする
③.
ありのままを観る
物事を自分の都合で曲げず、そのままの姿で受け止める。
【日常に取り入れる行動】
①.
身を整える
正しい姿勢で座り、呼吸を落ち着かせる
②.
所作を丁寧に
履物をそろえる、顔を洗う、食事を味わうなど、一つひとつの行動に心を込める
③.
足るを知る
今あるものに感謝し、満たされていることに気づく
冒頭のスライドの補足説明をします。
【柔軟心(にゅうなんしん)】
柔軟心とは、固定観念や思い込みにとらわれず、すべての物事を素直に、しなやかに受け止める禅の言葉です。固い木は強い風が吹くと折れてしまいますが、柔らかい草や竹は風に合わせてしなるように、心も柔らかく持つことで争いや苦しみを避けて生きることができます。
【日日是好日(にちにちこれこうじつ)】
日日是好日とは、「来る日も来る日も、すべて楽しい良い日である」という意味を持つ唐代の禅語です。この言葉は、単に「毎日ハッピーに過ごそう」という表面的な意味だけではありません。私たちが生きる日常には、晴れの日もあれば、雨や嵐の日もあります。楽しいことばかりではなく、辛いことや悲しいことも訪れます。しかし、そうした客観的な状況や「良い・悪い」という人間の主観的な損得勘定を捨て去り、「今、この瞬間」を全身全霊で受け入れて精一杯生きることで、どんな日であってもかけがえのない「好日(素晴らしい日)」に変えていくことができる、という深い智慧を説いています。
【且緩々(しゃかんかん)】
且緩々とは、「まあ焦らず、慌てず、ゆっくりといきましょう」という意味を持つ禅語です。
【歩々是道場(ほほこれどうじょう)】
歩歩是道場とは、一歩一歩の歩みや日々の生活のすべてが自分を磨く修行の場であるという意味の禅語です。特定の場所や時間に限らず、今いるその場所で目の前のことに一所懸命に向き合う大切さを教えています。今に集中する事が大切なのです。先のことばかりを心配したり結果を焦ったりせず、目の前の一つの行動に心を込めることの大切さを示しています。
【下載清風(あさいのせいふう)】
下載清風、これは知恵に満ちた有名な禅の言葉であります。この言葉は禅の古典『蒼穹録』、具体的には「今、西湖に投げ入れ、そよ風に運ばれよ、誰のもとへ」という一節から来ています。禅の用語で「運ばれよ」とは、「船からすべての荷物を下ろす」という意味です。満載の船から荷物を下ろすと、船は軽くなり、そよ風に自然と乗って、水面を自由に軽やかに航行することができるのです。この言葉は人生の比喩として用いられ、執着や心配事、過剰な欲望を手放す(重荷を下ろす)ことができれば、まるで顔にそよ風が吹くように、信じられないほどリラックスして爽快な気分になれるという意味です。
下載清風(あさいのせいふう)等、日本ではあまり聞き慣れない熟語の数々ですが、全て、とても意味深いものがありますね。
今日もいい日になる様に
いつでも笑って優しくね!
ぽぽぽ、ぽぽぽ、ぽ~ん!
今日もいい日になる様に
誰かに笑顔でありがとう!
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