「イーハトーヴ交響曲」は、VOCALOID・初音ミクをソリストとして、日本の作曲家・冨田勲先生が手掛けた交響曲です。2012年11月23日、東京オペラシティで初公演となりました。宮沢賢治の文学作品を題材とした全7楽章であり、管弦楽と合唱の他、バーチャルシンガーの初音ミクをソリストに採用しております。
本作品の作曲を手掛けた冨田勲先生は、本作品の題材である宮沢賢治の世界観は、第二次世界大戦時下に少年時代を過ごした自分自身を魅了し、その「サイケデリック」と形容する色彩感を自作品で表現するという積年の思いから本作品が作曲されました。
それでは「イーハトーヴ交響曲」第3楽章:注文の多い料理店、第4楽章:風の又三郎、第5楽章:銀河鉄道の夜を拝聴してみましょう。余計なCMみたいのがありますが、お許し下さい。
本当に素晴らしいです。感激しますね。
以下は富田勲先生の談です(1915年)。
「イーハトーヴ」はみなさんご承知のとおり、宮沢賢治の造語です。精神の理想郷。彼の故郷の「岩手」を重ねたことば、との説もあります。
私は1970年代からもっぱらシンセサイザーで音楽をつくってきましたが、2012年、生のオーケストラのために「イーハトーヴ交響曲」を書きました。七つの楽章のうち、五つは宮沢賢治が礎です。注文の多い料理店、風の又三郎、銀河鉄道の夜……。誰にも支配されず、自由に信じ、自由に疑う。賢治は永遠に、そんな人でした。こうしたことは、大人になるにつれ、普通はできなくなります。
中1で終戦を迎えましたが、「日本は絶対に勝つ」と叫ぶ大人たちの隣で「僕らはどうなっちゃうんだろう」とずっと思っていた。そんな不安に、賢治は寄り添ってくれた。生と死のあいだをたゆたっている人のように。
終戦の年、出征する学校の先生を見送りに行きました。走ってゆく電車の窓をあけ、僕らに手を振ってくれた。その少し遠くの木の陰で、先生の奥さんが見守っているのが見えた。「無事でいて」と口に出せない苦しさに、僕は今も胸を締め付けられます。
そんな僕に「戦後」のはじまりを告げた音が、天皇陛下の玉音放送でした。聞いた瞬間思ったのが、これって本当に天皇の声なのか、ということ。だって、「神」だった天皇の声を、それまで誰が耳にしましたか? 天皇の声と言われるがままに信じこみ、泣いたり沈んだりするならば、心まで支配されていることになるのでは、と。
「日露戦争でバルチック艦隊を沈めた」と自慢していたおじさんが、見るかげもなくしょぼくれていたのも見ました。日本は勝つ。お国のために死ぬことは尊い。そう信じていた、いや、信じさせられていた大人より、賢治に導かれた僕らのほうが、ずっと「真実」を見ていたのかもしれません。
「イーハトーヴ」では、オーケストラの後ろにしつらえたスクリーンのなかで、バーチャル歌手の初音ミクが歌って踊ります。この世のものではない世界からの声。賢治の世界を表現するには、絶対に不可欠だと思った。
結果として東北の自然への賛歌となりましたが、構想は東日本大震災の前からありました。憧れ続けた賢治の世界を、どうしても音で描いてみたくなって。そもそも、あんな未曽有の災害で傷ついた人々を元気づけることなんて、僕にできっこない。でも、賢治の強さを思うことが、人生を信じる何らかの希望につながるなら、と思う。
ひとつの正義をみんなに押しつける大人を、僕は軍国主義の時代に山のように見てきた。でも、賢治のなかでは、多種多様な宗教すら、普遍的な祈りのなかに静かに収斂(しゅうれん)されてゆく。
「雨ニモマケズ」は人としての優しさの在り方を僕らに問いますが、もっとも大切なのは、この箇所です。
サウイフモノニ ワタシハナリタイ
「私は」なりたい。そう賢治は言うのです。こうなるように頑張れとか、そうあらねばならないとか。そんな風に、他人を己の正義の巻き添えにすることを、賢治は決して良しとしなかったのです。
朝日新聞2015年4月28日掲載
「イーハトーヴ」は、宮沢賢治が故郷の岩手県をモチーフに創造した心象風景(理想郷)を表す造語で、彼の作品世界の中心となる架空の地名です。人間も自然も共生するユートピアであり、岩手県内には彼の「イーハトーブの風景地」として国指定の名勝地もあります。
①.
発祥と意味
宮沢賢治が童話集『注文の多い料理店』の案内文で「イーハトヴは一つの地名である」と説明したことに由来します。「岩手県」を意味する造語とされ、賢治が理想とした「人間も動物も植物も、心が通い合える世界」を表現しています。
②.
作品世界
『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』など、多くの作品に登場し、賢治の描く世界観の基盤となっています。
③.
現実との関連
岩手県内の花巻市など、賢治の愛した風景が「イーハトーブの風景地」として文化財に指定されています。
④.
記念施設
花巻市には「宮沢賢治イーハトーブ館」があり、賢治の世界に触れることができます。
「イーハトーヴ」は単なる地名ではなく、 宮沢賢治の理想、愛する故郷・岩手への想いが込められた、作品世界の象徴であり、今も多くの人に愛される言葉です。
岩手県花巻市に生まれた賢治は、裕福な宮沢家の家業を継がず、農業への科学的な指導や啓蒙を通して、「知行合一」の生き方を実践しました。その傍ら、『銀河鉄道の夜』などの代表作を含む100余りの童話や寓話、1000余りの詩や文章を書きました。生きている間は無名だったため、生前、原稿料をもらったのは『雪渡り』1篇だけなのです。
37歳の早世が惜しまれるが、賢治の死後、遺された原稿が評価され、今も作品は教科書に載り、テレビ作品や映画になり、音楽に奏でられ、22の言語に翻訳、多数の国々で出版されています。そして岩手県花巻市にある宮沢賢治記念館には世界各国から多くの賢治ファンが訪れていますね。
※参考:Youmeiの両親は盛岡八幡宮で挙式を挙げました。
理想郷イーハトーヴは人が悟りの境地に至った時に味わうユートピアです。喉かで平和な世界こそ、今ここに望むべきではないかと強く思いますね。
今日もいい日になる様に
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