現代社会でもっとも強い人は誰でしょうか。それは世論に於いて認定される「被害者」です。「加害者」と「被害者」を比べると、本来は、加害者のほうが力(物理的な力や社会的立場)は強いハズです。だからこそ、被害を与えることができたハズなのですが・・・、しかしながら被害が白日の下にさらされると、力関係は逆転するのです。現代社会は、ルールのない弱肉強食の世界ではありません。誰かが誰かに被害を与えたら、社会全体で被害者を救済して、加害者に罰や教育を与えると言った建前になっているのです。
被害者が被害を受けたことを訴えれば、社会が被害者を支援し、加害者を糾弾して、時には制裁を与えることもあります。嘗ての様に被害者が泣き寝入りする必要はないのです。立場が弱くて被害を受けやすかった人にとって、現代はとても暮らしやすい時代に変わっているのです。
問題はそれを悪用する輩です。本来は加害者でも「自分は被害者だ」と言い張る奴が沢山でてきているのです。
「被害者ヅラ」とは、実際に被害を受けていないのに、被害者であるかのように振る舞うことを指す言葉です。被害者であるとアピールして、見返りを求めたり、自分を擁護したりする態度を指します。
「被害者ヅラ」をする人の特徴は下記のとおりです。
①.
何でも被害者面する
些細なことや、自分が責任を負うべきことでも、被害者であるかのように主張する。
②.
自分を正当化する
自分の言動を正当化するために、相手を非難したり、状況を歪曲したりする。
③.
見返りを求める
自分の行動に相応しい見返りを期待する。
④.
精神的に不安定
自分を責めることができず、常に外部の責任を求めている。
⑤.
自己肯定感の低さ
自分自身を肯定的に捉えることができず、他人を責めることで自己を肯定しようとする。
⑥.
過剰な感情表現
自分の感情を過剰に表現し、相手を困らせる。
心理学的に言えば「被害者ヅラ」をする人の心は惨めなものです。その要素を挙げてみますね。
①.
自己肯定感の低さ
自分自身を肯定的に捉えることができず、他人を責めることで自己を肯定しようとする。
②.
責任感のなさ
自分の行動の責任を負うことを嫌い、常に外部の要因に責任を転嫁する。
③.
自己保身
自分の利益や立場を守るために、被害者であると装う。
④.
支配欲
相手をコントロールするために、被害者であると装い、相手に申し訳ない気持ちを持たせる。
「被害者ヅラ」は、社会生活を円滑に進める上で、問題となることがあります。相手の言動を冷静に観察し、適切な対処法を講じることが大切です。
(1)
事実を冷静に確認する
(2)
感情的な対話を避ける
(3)
自分の意見を明確に伝える
(4)
距離を置く
(5)
専門家(例えば警察・弁護士等)に相談する
ところで被害者意識は、普通の人でも一時的に表れる事があります。そんな時は自分自身を自浄出来る様にしておいた方がいいでしょうね。下記の動画をご覧になって下さい。
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