旧来より「我慢」は美徳とされてきました。しかしながら現代は、心身の健康を損なうリスクや、不要なストレスを溜め込む要因として見直されつつあります。無理に耐え続けるのではなく、状況を見極めて声を上げたり、環境を変えたりする柔軟な考え方が推奨されています。度を越えた我慢や痩せ我慢等は控えた方が良いと思います。
我慢をし続け過ぎると、心身のストレスが限界を超えて蓄積し、うつ病や不眠症などの健康被害を引き起こすリスクがあります。さらに、自分の本当の感情が麻痺して分からなくなり、最終的には人間関係の崩壊や深刻なバーンアウトに繋がる恐れがあります。我慢を重ねすぎると、具体的には以下の様な心身のサインや変化が起こりやすくなります。
【心と身体への影響】
①.
自律神経の乱れ
胃痛、頭痛、肩こり、慢性的な疲労感として体に現れます。
②.
気分の落ち込み
些細な事でイライラしたり、涙もろくなったり、無気力感に襲われます。
③.
感情の爆発
コップから水があふれるように、限界を超えると怒りや不満が突発的に爆発してしまいます。
【思考や行動への影響】
①.
自己喪失
「自分さえ我慢すればいい」という状態が続くと、自分が本当にしたいことや、何が嫌なのかさえ分からなくなります。
②.
孤立感
「誰もわかってくれない」という思い込みが強まり、周囲と距離をとって心を閉ざしてしまうようになります。
【対策と解決へのアプローチ】
我慢の限界を迎える前に、以下のようなアプローチで自分を守ることが大切です。
①.
紙に書き出す
モヤモヤした感情をそのままノートに書き殴ることで、客観的に自分のストレスの原因を把握できます。
②.
「逃げる」「休む」という選択
環境が原因である場合は、部署異動や転職、あるいは物理的に距離を置くことも立派な解決策です。
③.
専門家への相談
心身に不調が出ている場合は、我慢せずに心療内科や精神科などの専門機関を受診しましょう。
話は少し変わりますが「暑さ・寒さ我慢大会」は、昭和時代に地域イベントやテレビ番組の企画として大流行しました。夏の砂浜で毛布にくるまり熱い鍋焼きうどんを食べる姿や、冬の屋外で氷柱にしがみつく耐久レースなどが代表的です。テレビでは過酷な挑戦を競う『ザ・ガマン』などの人気番組も生まれました。
我慢大会は現代ではほとんど死文化となっているとは思いますが、こんな我慢大会が現在も続けられています。
とにかく我慢は限界を超えたらば絶対にいけません。ほどほどにしておきましょう。
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