ようめい
幸せはどこかに「探しに行く」ものではなく、日々の暮らしや自分の心のなかで「気づく」もの、あるいは「感じる」ものです。気づきを深めるための代表的な考え方には、以下の様なものがあります。
1.
「ない」ではなく「ある」に目を向ける
失ったものや不足しているものではなく、今すでに手元にあるもの、健康や日常のささやかな平穏に感謝を向けるアプローチです。
2.
「今ここ」を味わう
未来の目標達成や過去の栄光にとらわれず、現在の瞬間そのものを大切にする東洋思想的な考え方です。
3.
自分自身の基準を大切にする
他人の評価や世間の物差しと比べず、「自分が何に心地よさを感じるか」を基準に生きることです。
そもそも現代人は、「もっと幸せになりたい」、「今のままではダメな気がする」等の思いに捕らわれ過ぎです。
人は皆、「幸せは何かを手に入れた先にある」と信じて、未来ばかりを追いかけてしまいます。しかし、哲学的な視点から見れば、本当の幸せは今この瞬間にしか存在しないと言った考えが正しい様に思えます。
「もっと収入が増えたら」、「もっと評価されたら」、「もっと時間があったら」等、こうした「もっと」を追いかけている内に人は「今はまだ幸せじゃない」と思い込んでしまっているのでしょう。
この悪循環の思考パターンを断ち切るには、「幸せは外側にあるのではなく、自分の内側に感じるものだ」という視点に立ち返る必要があります。
宮沢賢治先生が仰るとおり、人間は不完全な存在です。しかしその不完全さこそが、「今を楽しむ」余地を生み出してくれます。もし人生が完全に予定通りで、驚きも失敗もなければ、そこには感動も成長もないでしょう。だからこそ、予想外のこと、思い通りにいかないことに対して、「これも人生だ」と受け止める余裕を持つことが、生き易さに直結します。
哲学は「全てに意味を求めすぎるのを止める事」も教えてくれます。「意味がないかもしれないけど、楽しい」・・・・、この感覚が人生を豊かにしてくれるのです。釣れない釣りも楽しいものなのです。
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