茨城県の鹿島神宮と熊本県の幣立神宮(幣立神社)又は高千穂神社は、日本列島を横切る「中央構造線」のライン上、あるいは太陽の運行(夏至など)にまつわる神秘的なレイラインやゼロ磁場的スポットとして深く結びつけて語られることが多い東と西の重大な聖地です。
【央構造線と神々のつながり】
①.
共通点
どちらの神社も日本列島最長の巨大断層である「中央構造線」の沿線、あるいはそのエネルギーが波及する特異な位置にあります。
②.
鹿島神宮
関東最古の神宮であり、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀る東国の守護神です。
③.
幣立神宮
九州のへそと言われ、神話の「高天原」発祥の地や宇宙の大神を祀る最古の神社の一つと伝わっています。
④.
高千穂神社
宮崎県西臼杵郡高千穂町に鎮座する高千穂神社は、約1900年前の垂仁天皇の時代に創建されたと伝わる古社で、高千穂郷八十八社の総社です。天孫降臨など日本神話ゆかりの地として知られ、農産業、厄除け、そして特に縁結びの神様として広く全国から信仰を集めています。
【レイラインとしての特徴】
①.
太陽の道
太陽の動きやエネルギーライン(御来光の道など)を重視する考察において、東の起点・要所とされる鹿島神宮と、西の根源的なエネルギーを持つ幣立神宮や高千穂神社は、日本全体のエネルギーバランスを保つ対の場所として扱われます。
②.
古代の配置
偶然を超えて、日本の神話や大地のエネルギー(気)の循環ルート上に意図的に配置されたと信じられています。
伊勢神宮・吉野の金峯山寺はレイラインからは若干ですが離れているとの解釈もされますが、中央構造線上にあります。レイラインと中央構造線の流れが酷似しているのです。九州においてもレイラインと構造線の流れはほぼ合致しています。レイラインの西端は古事記の国生み神話に登場する両児嶋(男女群島)へ至ります。
そもそも中央構造線は、九州から四国、紀伊半島を経て関東へ続く、長さ1,000kmを超える日本最大級の巨大断層です。北側の内帯と南側の外帯で全く異なる地質が接する境界であり、一部は現在も活動する活断層帯(中央構造線断層帯)となっています。
日本列島を縦断する最大の断層帯である中央構造線と、古代の聖地や遺跡が直線状に並ぶという仮説「レイライン」は、スピリチュアルや歴史ミステリーの分野で「日本最強のパワースポット街道」として深く結びつけられています。
それでは何故断層の上に聖地が連なるのでしょうか?
①.
地学的な理由
ゼロ磁場と湧水断層が互いに押し合う場所には、地磁気が打ち消し合って「ゼロ磁場」と呼ばれる特殊な空間ができるとされています。その代表例が、中央構造線上にある長野県の分杭峠です。また、断層の裂け目からは豊かな湧水(温泉や御神水)が出やすいため、古代の人々が水源を神聖視して集落や神社を作ったという現実的な側面もあります。
②.
歴史・信仰的な理由
地震封じ中央構造線は日本列島最大の活断層帯です。古代の人々は、大地震という大自然の脅威(大地の怒り)を鎮め、国家の安泰を願うために、断層の要所に強力な神々を祀って「大地のエネルギーを封印した」と考えられています。鹿島神宮の要石や、諏訪大社の御柱祭、幣立神宮の1万5000年の御神木などは、その象徴的な儀式と解釈されることが多いです。
日本は神秘に満ちた国です。我々はこの歴史的な神秘を大切にして、そして日本人としての誇りを持って次世代への展開をしていくべきなのでしょう。
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