「洗う部位が違うんじゃないの?」と言った素朴な疑問ですが、調べた結論から言うと大丈夫な様です。「手を染める」と「足を洗う」は全く次元の異なった語源である事を知りました。
【手を染める】
元々は「手を初める」と書いていたと言った説がある様です。これは「書き初め」や「お食い初め」の如く「初め」と言った意味になります。「手を染める」は、当初「悪い事を始める」という意味に限定されてなかった様で「物事を始める」という意味だったのです。その後、染まった手は中々綺麗にならない事から、一度手を染めると中々抜け出せない「悪い事」に限定して使われる様になったと言われています。これらの経緯については諸説ある様ですので、ご注意下さい。
【足を洗う】
この言葉の由来は仏教にあります。僧侶が修行した後の「足洗い」に由来すると言われてますね。「足洗い」とは、修行をした僧侶が裸足で外を歩いた後、泥で汚れた足を洗って建物に入ることを意味しています。この「足洗い」は単純に足を綺麗にする意味だけではなく、汚れた足を洗う事で俗世間の煩悩を洗い清めると言った意味も包含されております。「足を洗う」は修行僧が足を洗って煩悩を断ち切る事から「これ迄の生活や関係を断ち切る事」という意味で使われる様になりました。この様なルーツもあるのですが、最近は「悪事を止める事」に限定して使われる言葉ではありません。例えば「製薬業界から足を洗った」とか「芸能界から足を洗った」との表現も許容されるでしょう。
総じて「手を染める」と「足を洗う」はその言葉の由来が全く異なるのです。「手を染める」の「悪事を始める」という意味と、「足を洗う」の「悪事を止める」という意味が、偶然にもちょうど反対の内容になってしまったのです。
・・・と言うことで皆さん、感染症予防対策のためにも手洗いを励行しましょう。そして足が汚れたらば臭う前に足を洗いましょう。悪事に染まるのは人間の心です。そして悪事を止めるのも人間の心、改心が必要なのです。だから何時も心を清潔にしていましょう。
本日は群馬県ソフトテニス連盟 小学生委員会主催にて「埼玉県・群馬県・山梨県・新潟県 合同強化交流大会」(群馬県高崎市上並榎庭球場)が開催されます。管理人Youmeiは群馬県の指導者の皆様方とは懇意にさせて頂いておりましたので、是非、お伺いをしたいと思っておりましたが家の事情で帯同出来ません。ゴメンなさい。
今日も一日良い日になります様に・・・願
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