九字護身法(くじごしんぼう)は、修験道や密教に由来する魔除け・厄払いの呪法です。「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」の9文字を唱えながら印を結び、空間(あるいは自身の周囲)を十字に切ることで結界を張り、あらゆる災いから身を護るとされています。
1. 唱え言葉(九字マントラ)
「りん・ぴょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん」
2. 2つの実践方法
① 早九字(はやくじ / 切紙九字)
一般的に広く知られている簡単な方法です。人差し指と中指の2本を立てて剣に見立てる(刀印)。「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」と唱えながら、空中に縦4本・横5本の格子状(四縦五横)の線を切り裂くように描く。
②.
本格的な作法(印を結ぶ護身法)
指を複雑に組み合わせて印を結び、それぞれの神仏の力を自らの身に宿す本格的な作法です。
ü 臨(りん)
両手の小指と薬指を内側に組む。
ü 兵(ぴょう)
人差し指を立てて合わせ、親指を添える。
ü 闘(とう)
中指を人差し指の上に交差させ、小指と薬指は立てる。
ü 者(しゃ)
人差し指を立てて合わせ、親指を広げる。皆(かい):両手を外側に向けて交差させ、絡める。
ü 陣(じん)
両手を内側に向けて組み、親指を立てる。
ü 烈(れつ)
手の人差し指を立てて、左手の人差し指で下から握る。
ü 在(ざい)
指と人差し指で輪を作り、両手を広げる。前(ぜん):両手のひらを自分に向けて、指を軽く交差させる。
3. 九字の意味
ü 臨(りん)
心身を安定させる
ü 兵(ぴょう)
エネルギーを活性化させる
ü 闘(とう)
闘争心や病に打ち勝つ力を得る
ü 者(しゃ)
調和と治癒力を高める
ü 皆(かい)
周囲の状況を把握・察知する
ü 陣(じん)
危機管理と防御
ü 烈(れつ)
空間や時間をコントロールする
ü 在(ざい)
自然との調和
ü 前(ぜん)
自分を律し、前に進む
現代は、精神を集中させて邪念を払い、心を落ち着かせるための瞑想やリラクゼーションとして行われる事があります。今現在はこの九字護身法の型がメンタルトレーニングや呼吸法の一種として注目されています。九つの言葉と印のリズムを整えることで心拍が安定し、集中力が高まるという報告もあります。古来の術が、今では「動的瞑想」として受け継がれているとも言えるでしょう。
但し、九字をやると逆に運の悪くなる人がいるので要注意です。九字とは修験道や陰陽道、忍者などが用いる密教の呪術で、邪気を払い、身を守るためのものです。しかしやり方を間違えると不幸を招くことがあるので安易にしないということです。九字を切る時には、大体の人は外からの不幸をカットしようとしています。しかしこの思想は外に悪いものが多いと言った事を認めていると思想を示します。
九字切りにおいて絶対にやってはいけない最大のタブーは、「遊び半分や好奇心、他人を呪う目的で切る事」です。密教や修験道における本来の九字は、仏の力を借りて自分自身の邪気を祓う(=護身)ための厳格な秘法です。九字切りを行う際、以下の行為が固く禁じられています。
【やってはいけない事(タブー・注意点)】
①.
遊び半分・冗談で行う事
アニメや漫画の影響で興味本位で行うのは、信仰の対象に対して失礼にあたるとされています。
②.
他者を攻撃・呪詛する事
九字はあくまで「自分自身を護る(護身)」ためのものです。他人を攻撃・呪う目的で使うのは本来の趣旨から外れ、良くない結果を招くと言われています。
③.
我流で行う事
本来は正しい手順や意味を師から教わり、厳格な作法に従って行うべきものです。正しい形で行わないと効果がないばかりか、自己満足に終わってしまいます。
④.
場所やタイミングを考えずに切る事
不浄な場所(墓地や心霊スポットなど)で面白半分に行うと、霊的なトラブルに巻き込まれると俗信されています
Youmeiも妻も普通の人よりは霊感が強い方です(霊能力者レベルではありませんが・・・)。悪いものが憑依しようとした気配は直ぐに感じてしまいます。そんな時は前述の早九字(切紙九字)をします。大体の場合はこれで祓う事が出来る様です。
Youmeiは陰陽道に大きな関心があります。九字護身法の真価は、“邪を祓う力”だけでなく、“自分自身の心を整える力”にあるのが良く解る様な気がします。但し、前述のとおり、「遊び半分や好奇心、他人を呪う目的で切る事」で唱えるのは絶対に止めて下さい。貴方自身が危険な状況に陥る可能性があります。
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