日常頻繁に使われる「異常」と言った言葉の意味を改めて考えてみましょう。「異常」とは、「正常でない」「通常でない」「健常でない」「異変である」等とされる事の総称です。特に人に向けて使われる場合は、犯罪学や社会心理学において、ラベリング理論で指摘される様な手法を採る場合に好んで用いられてきております。「異常な性格」と言った場合は悪い意味で使われており、特には重犯罪者はほとんどが「異常な性格」の持主と言えますね。ただ・・・、倫理面の「異常」の定義は非常に難しいです。今だからこそ戦争は悪で「異常」であると言いきれますが、そうは言えない時代もあった訳です。近年、同性愛等は一時期は「異常」とされておりましたが、現在は容認する国も急激に増えております。また所謂「変態」は「異常」と言い切れるのか・・・、とても難しいかも知れません。性道徳や社会通念は抽象的な概念である事から、その基準や境界線は時代や文化、個人の価値観によって多様な解釈や定義が存在しているのが実情です。それらの多様な解釈や定義が偏見や差別の原因となる場合があり、一概に線引き出来るものではありません。
次に統計学的な見地で考察してみましょう。Youmeiは科学者の端くれなので統計学を得手としております。日常生活でも有意差検定等直ぐに計算してしまう癖があります。統計学では、ある共通する性質を持つ集合に数値で表せる別の性質があった場合、全ての要素の性質の数量の平均値等の基準より、数量が著しく大きい要素と著しく小さい要素を異常な性質の要素と見なす場合があります。例えば知能指数の場合、生活年齢によって知能指数の表す知的能力は変化します。生活年齢の集合が違う場合、知能指数100の5歳児と知能指数100の10歳児の知的能力は同じではありません。同じ生活年齢の集合は知的能力の中間値は100で表されます。知能指数100の要素が最も多く、100より高い場合でも低い場合でも100に近い知能指数ほど要素が多い訳です。言葉を言い換えれば知能指数100付近が普通になります。一方、知能指数130以上が異常に知的能力が高いとされ70以下が異常に知的能力が低いとされています。それぞれの異常な要素は全体の2.27%ずつ存在し、残りの約95%が普通の知的能力を持つ要素となります。マルチタスクで比較的頭の回転が速い方のYoumeiも知能指数130を超えてはいないと思うので、95%の群に含まれていると思います。統計学上、この95%の範囲に含まれていない場合、危険率5%以下で異常な知能指数と結論されます。
前置きが非常に長くなりましたが、苦しい時があっても、悲しい時があっても、怒っている時があってもこれは普通の範疇の場合が圧倒的に多いです。普通であれば当然の事ながら「異常」ではありません。ここ埼玉県は夏に気温が40℃超えたり、台風が来て雨が降ったり、冬は乾燥、そして晩冬には雪が降るのが普通です。一年間を通して、ず~っと穏やかな晴天が続いたらばこの気象こそ「異常」と言えますね。
但し、普通の範疇であったとしても、今すぐに苦しみや悲しみから解放されたいのであれば、思い切ってその環境から逃げて下さいね。40℃超えの気温や大雨が降るのは長い歴史の中では普通かも知れませんが、一時的には非常に危険な「異常」です。自分の周囲の環境がヤバイと思ったらば直ぐに逃げるのです。逃げた先の道を「正解」に変えていけばいいのですよ。
話は変わりますが昨日、鴻巣市制施行70周年記念式典に列席してまいりました。こうのす観光大使の皆様方が個性豊かで改めて感心致しました。特に好男子の・・、(間違えました)講談師の神田鯉風さん、活弁士の麻生子八咫さん等のしゃべりはとても魅力的でした。
鴻巣市万歳!
良い日になります様に(願)
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