デマ情報であった円周率π

 

円周率は小学5年生の算数で初めて習います。円周率とは、円周の長さを直径の長さで割った値で、どんな大きさの円でも一定の値となります。円周率の近似値は「3.14」で、小学校ではこの値を暗記して問題を解きます。円周率は無限に続く数なので、近似値で表現されます。

　ところが･･･、小学生が暗記すべき円周率は「3.14」ではなく「3」になったとのデマ情報が流れました。驚くべき誤解です。「円周率は3と教える事になった」と言ったデマ情報は「ゆとり教育」を否定的に象徴するものとして、社会に広く認識される事になってしまったのです。

「2002年度実施の小学校学習指導要領の改訂」に伴って、日本の算数教育にてそれまで「3.14」と教えていた円周率の近似値を「3」と教える事になったと言った内容が世間に広まったのです。実際にはこれは事実ではなく、改訂後も円周率の近似値は3.14で教えていますね。1998年12月公示、2002年度実施の学習指導要領において小数乗算の桁数制限などで規程が変わったため、手計算では「円周率を3」として計算させざるを得ないという誤解が生じたのです。「円周率は3.14」で計算する事には変わりが無かったものの、「目的に応じて3を用いて処理」という記述と小数計算についての歯止め規定が誤解され、ゆとり教育の象徴として「円周率は3」で教えることになったとの誤報が広まってしまったのです。この誤解は中々解消されなかった事実を嘆かわしく思います（一応･･･、Youmeiは教員免許も持ってま～す！）。

　皆様方は「円周率＝3.14」としっかりと暗記されていますよね。でも･･･、熟練した大人であってもこの「3.14」がどの様に計算されて算出されたのか知らない人が大多数だと思います。そこで今日はその計算方法を紹介しますね。パソコンのExcelがあれば簡単、関数電卓でも容易に計算出来ます。尚、「sin(サイン)」や「tan(タンジェント)」という見慣れない記号が出てきたので、小学生諸君はびっくりしますよね。これらは中学校で学習する関数の領域に入るので、小学生の内はチンプンカンプンでも心配はありませんよ。

　では上記の公式を検証してみましょう。

まず〇に9を1つ入れて計算します。

　　　　　　9×sin(180÷9)=3.0781812897…

 次は〇に9を5つ入れてみます。

　　　　　　99999×sin(180÷99999)=3.1415926528…

実際の円周率が「3.1415926535…」から始まる無限の数なので、電卓で割り出した値と比べると、9を1つ入力するより5つ入力したときの方が円周率に近いことがわかります。この公式では、9の数が多いほど精度が上がるので、ぜひ関数電卓を使って実験してみてください！

この公式を使いまして、Youmeiも計算してみました。

　末筆になりますが、Youmeiは決して暇な人間ではない事を申し添えておきますね。

　本日は第４３回 鴻巣パンジーマラソン実行委員会に出席致します。

今日もいい日になる様に

いつでも笑って優しくね！

ぼぼぼ、ぼぼぼ、ぼ～ん！

今日もいい日になる様に

誰かに笑顔でありがとう！

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