ようこそ! 鴻巣パンジーテニススポーツ少年団のブログへ

  埼玉県鴻巣市で活動する小学生のソフトテニスクラブです。ソフトテニスを通して子供たちの 健全な心と体を育てることを目的として活動しています。
 詳しくは鴻巣パンジーテニススポーツ少年団のホームページ(http://konosupansy.omegumi.com/)も参照して下さい。
 管理人は将来を担う子供たちの育成ために微力ながらも努力をしていきたいと考えております。
 

2015年7月9日木曜日

小林幸司選手(ミズノ)のサーブの教え

 皆様方、こんにちはぁ。
 七夕も過ぎました。間もなく暑い本格的な夏がやってきます。
 この時期は、しっかりと食事と休養をとって鋭気を養う様にしましょう。

 
 管理人の鍵盤演奏です。

 今回の楽曲は「ブラジルの水彩画」(AQUARELA DO BRASIL)です。映画「未来世紀ブラジル Brazil」(1985年)のテーマ曲になっております。作曲は19301940年代に活躍したブラジルを代表する作曲家Ary Barrosoです。発表当時(1939年)はブラジル国内でしか知られてはいませんでしたが、1941年にWalt Disneyがブラジルを訪れた際、この曲を聴いて大変に気に入った経緯があり、ディズニーの長編映画『ラテン・アメリカの旅』(原題:Saludos Amigos)(1942年)に使用されまして、世界的に有名になりました。

ブラジルに飛んだスタッフのスケッチから生まれたアニメーションの世界です。アニメの筆が次々にブラジルの自然や風俗を描いていき、そのスケッチからホセ・キャリオカが誕生、ドナルドをサンバの夕べへ誘います。「ブラジルの水彩画」と「ティコ・ティコ」が音楽として使用されております。


 ※この動画の再生は、お手数ですがここをクリックして下さい。
 
 管理人は、このサンバの陽気な感じが大好きなんですよ。

 その後、この曲は著名な様々なミュージッシャンによって演奏されております。今やこの曲を知らない人はとても少ないのではないかと思います。
 その中から幾つか紹介します。「Anima Nova」、「Antonio Carlos Jobim」、「Sister Bossa Vol.7から」、「マルシア」、「Gal Costa」、「Bossa da Aurora」の順で掲げます。

 
 
 
 
 
 
 そして管理人はと言うと・・・、サンバと言うことで何時もより派手な色調のウェアとキャップをかぶって演奏しました。焼酎を呑んでのサンバ演奏は楽しかったです。サンバのパーカッションで良く使われるクイーカの音色を試験的に入れ込んでみましたが、今一でしたか・・。


さて本題のソフトテニスの話題です。昨年1114日(埼玉県民の日)、鴻巣上谷総合公園テニスコートにて開催されましたミズノの小林幸司選手による講習会、第15弾です。

 今回紹介致しますのはサーブの基本の教えです。ポイントは、①セミイースタングリップ、②スタンスの角度(身体の向き)、③リストの使い方、④ゼロポジション等です。

 
 それでは管理人が撮りました動画をご覧になって下さい。小林幸司選手からは懇切丁寧なご指導を頂きました。

 
 小林幸司選手の講習内容を整理してみましょう。

 ①グリップはウエスタングリップからセミイースタングリップに持ち変えることがお勧めです。
 ②ウエスタングリップではリストの使い方が制限されてしまいます。
 ③一方、完全なイースタングリップでは球への回転付与が強過ぎてしまいます。
 ④サーブの威力アップ、また確率を上げるためにもセミイースタングリップは有効です。
 ⑤ウエスタングリップとセミイースタングリップでは手首の可動域が異なります。⇒後者の方が明らかに自由度が高いです。
 ⑥ラケットの面が打ちたい方向へ向く様にスタンスの角度を調整します(セミイースタンでは身体の向きを正面方向から斜め右方向へ是正します)。
 ⑦セミイースタン及びイースタングリップのラケットの使い方は団扇(うちわ)の使い方に似ています。
 ⑧即ちリストを使うことで少ない力で威力のあるサーブを打つことが出来る様になります。
 ⑨スポーツの世界では、ゼロポジションは肩の使い方で最も重要な概念です。
 ⑩ゼロポジションでは、肩の周りの筋肉が最も緊張の少ない状態となります。
 ⑪テニスのサーブの場合、左肩と右肩を結ぶ線の延長線上に右肘が位置することで最も力を有効に伝えることが出来ます。
 ⑫一概に打点を高くすると窮屈な打ち方になってしまいます。
 ⑬高い打点を有効に得るためには、インパクト時に左肩を下げる必要があります。
 ⑭また狙うコースをセンターとワイド(クロス)に打ち分ける意識を持つことも大切です。

本日のブログの題目はサーブです。サーブはテニスに於いて誰にも邪魔されずに最初に攻撃できる最大の武器です。だからサーブは絶対に得意になった方が良いと思います。サーブの練習は、一見、地味ですが自分のフォームを意識しながら、繰返し練習することが必要だと思います。

 今回、小林幸司選手からゼロポジションの優位性をご教授頂きました。今まで管理人は子供たちにサーブやスマッシュの際に、高い打点でボールを捕えることを一概に教えてきました。この小林幸司選手の教えは目から鱗が落ちる思いであり、従来の管理人の教え方は間違っていたと反省しております。左肩を下げて(相対的に右肩を上げて)身体を傾けて、高い打点を生み出すことが必要であると認識するに至りました。

 ゼロポジションのことについて、もう少し書きます。

 ゼロポジション(Zero Position)とは1961年にインドの整形外科医であるSaha.A.K教授によって発見されました。腕を骨折してしまった患者に対する医学的見地から見出されたものです。肩甲骨の棘突起と上腕骨の長軸が一致し、肩周辺の筋収縮力が均等になるポジショニングと定義されております。

 
 上記のレントゲン写真は、右肩を前から撮影したものです。この肢位がゼロポジションになります。イメージ的には右手を挙げた状態ですが、特徴的なのは耳に腕が着く位の完全な挙上位では無いこととやや上腕が前に出ていることになります。

 このゼロポジションは人間のみならず哺乳類共通です。下の写真の様に、ノビをする犬、片手でぶら下がるチンパンジーのあかちゃん等、肩の状態はゼロポジションになっていると思います。


 
 前述のとおり、ゼロポジションでは、肩の周りの筋肉が最も緊張の少ない状態となり、一番効率的に力が伝わります。管理人はスポーツ界に於いて、いろいろな種目でこのゼロポジションが活かされていることを知りました。管理人は各選手の左肩と右肩を結ぶ線の延長線上に肘が位置しているか確認してみました。

錦織 圭選手のサーブ



福澤達哉選手のアタック


 日本代表選手(申し訳ありません、ご芳名を思い出せません)のスマッシュ

 
石川佳純選手のラリー


  視覚的に最も解り易いのは野球の投球フォームだと思います。昔活躍されていた当時、変則フォームの異名を持っておられた選手も、しっかりとゼロポジションを刻んでおりました。
 また管理人は、野球のピッチャーのフォームにはテニスのサーブと共通している箇所が多々ある様な気がしています。
 
村山実選手「ザトペック投法」

 
村田兆治選手「マサカリ投法」


山田久志選手「サブマリン投法」

 

野茂英雄選手「トルネード投法」

 
渡辺俊介選手「ミスターサブマリン」

 
ダルビッシュ有選手

 
田中将大選手(左肩を極限まで下げて相対的に右腕を高く挙げているのが凄いです)


 小林幸司選手のサーブフォームをGifファイルに致しました。①インパクトの際に左肩を下げて高い打点を得ていること、②リストの使い方(素晴らしいです)等を確認出来るかと思います。


 
 シリーズで紹介してまいりました小林幸司選手の講習会も今回で第15回となりました。

さて、時間が経つのは早いもので夕暮れ時が近づいてきた様です。最後に撮りました記念写真は、日没後の夕焼け空がバックでしたので、肝心の皆様方のお顔が真っ黒で良く解りません。


 
 

 
 小林幸司選手、アドバイザリースタッフの四元佑花さん、堺満さんに於かれましては本当にありがとうございました。おかげ様にて子供たちにとっても、また管理人にとっても有意義な一日を過ごすことが出来ました。

今年度もまた埼玉県民の日(1114日)に当地鴻巣へお越し頂ける様に調整中とお聞きしております。管理人はその日を心待ちにしております。

重ね重ね、平身低頭ありがとうございました。

 下記のバナーをプチッとして当ブログの順位を確認して頂ければ嬉しいです。皆様方にクリックして頂きますと当ブログのポイントが上がります。皆様方のご支援は管理人にとって大きな励みになりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ブログ人気ランキング(ソフトテニス)
にほんブログ村 テニスブログ ソフトテニスへ

0 件のコメント:

コメントを投稿