三毒とは貪欲、瞋恚、愚痴の事で、善根を害する三つの毒です。
貪欲とは、自己の欲するものを貪り求め、自己の情に適うものだけを受け入れ、名声や利益を貪る、飽く事を知らない度を越えた欲の深い心です。私たちの欲望には限りがありません。欲望は一つかなえばまた次の欲が出てきて、とどまることがありません。これを貪欲といいますが、貪とは必要以上に物をほしがることをいいます。金銭、衣食住のどれについても人間には貪欲がついてまわります。そのために身を破滅に追い込むケースは、日常のテレビや新聞のニュースでいやというほど見せつけられます。
瞋恚とは、自分の心に適わないものを怒り恨むことで、腹立ちや憎悪の事です。また生きとし生けるものに対する冷酷な心で、表情に現れ目を吊り上げて怒ることです。腹立ち、怒りのことですが、この一時的な感情が、人生を台無しにしてしまうこともあるのです。さらに厄介なことには、腹立ち、怒りは一時的なものにとどまらず、怨み、つらみとなって心の中にいつまでも残ります。これがその人を不幸にこそすれ、決して幸せにはしてくれないのです。
愚痴とは、一切の道理に通じる智慧に欠けた有様で、その行為が誤った行いの原因となります。道理を弁えない愚か者です。愚痴はものの真実を見失い、誤ったものの見方、考え方に固執(こしゅう)して暗闇をさ迷うことをいいます。よく世間で「ぐちをこぼす」といいますが、これはそうした正しい見方、考え方からずれてしまいつつも、自らの誤りに気がつかず不平不満をいうことに使われているのです。
貪欲を抑制するためにはどうすればよいか・・・、仏典には知足が説かれています。知足とは足ることを知るということです。別の言い方をすれば、些細なことにも喜びと感謝の心をささげていくことです。そこに満たされた心の安らぎを覚えるのです。
瞋恚に対しては忍辱あるのみです。忍辱とはいかなる屈辱にも耐えることです。日常の社会生活の中には、人から受ける屈辱によって痛めつけられ悔し涙を流すこともあるかもしれません。それでも耐え忍ばなければならないと教えるのが忍辱です。なかなか難しいことですが、よく忍耐したものには必ず最後にはほほえみが訪れることを信じなければなりません。とにかく瞬間的な怒りをどう抑制するかが勝負だと思います。怒りの感情のピークは長くても6秒程度であると考えられており、この6秒をやり過ごすことが怒りの対処法として重要とされています。この6秒間をやり過ごす方法として、数を数えたり、深呼吸をしたり、その場を離れるなどの方法が推奨されています。
愚痴に対しては、常に学ぶ姿勢を貫き通す事が大切だと思います。物事の本質は奥深いものがあります。そこを洞察していく力を育んでいきましょう。
私達人間には煩悩が付き纏います。Youmeiとて煩悩多き男性の一人だと思います。煩悩は仏教用語で、人の心を悩ませ、苦しめる原因となる欲望や妄念、執着などを指します。一般的には、物欲や性欲、怒り、嫉妬、後悔など、心の状態や作用を指す言葉として使われます。煩悩には様々な種類がありますが、代表的なものとして前述の貪欲、瞋恚、愚痴の三毒が挙げられます。
煩悩の数え方には諸説ありますが、日本では「百八煩悩」という言葉がよく使われます。この108の煩悩に関しては、意外にも数学に基づいた計算が絡んでいるのが興味深いです。
108=6×3×2×3
百八=六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)×好悪平(好・悪・平)×浄染(浄・染)×三世(過去・現在・未来)と言った計算になります。
自身の煩悩を完全に消し去る事は困難です(勿論、Youmeiにも強い煩悩があります)。仏教では、煩悩を自覚し、コントロールすることで、より穏やかな心で生きることができると教えています。とても素敵な教えだと思いますね。
男梅のCMです。煩悩を断ち切ろうとしています(笑えます(^^♪)。
今日もいい日になる様に
いつでも笑って優しくね!
ぽぽぽ、ぽぽぽ、ぽ~ん!
今日もいい日になる様に
誰かに笑顔でありがとう!
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