グランドストロークのフォーム（その23）

関東地方、ここ埼玉県鴻巣市は昨日、一昨日と春爛漫の気候でしたが、今日は春雨です。しかしながら桜も満開、この位の雨では桜花も散ることはないでしょう。山沿い地方では、この雨によって桜の蕾みも尚一層、息吹くことでしょう。今は1年の中で一番良い季節が到来しております。

本日は、当ブログ初登場となります団員R.S（5年生）のグランドストロークのフォームを紹介します。団員R.Sちゃんは何時も笑顔で楽しそうにテニスをやっております。アドバイスに対しても素直ではっきりしした声で返事をして好感が持てます。3年生の秋口からテニスを始めましたが、最近、めきめきと腕があがってきております。
それではいつもの様に連続写真をご覧になって頂き、考察をしていきましょうね。

 写真1

 写真2

 写真3

写真4

 写真5

 写真6

 写真7

 写真8

写真9 

 写真10

 写真11

写真12

 写真13

写真14 

 写真15

 写真16

写真17

それでは先ず彼女のフォームの良いところを挙げていきましょうね。先ずボールを打つ位置まで移動する足の運び方が素晴らしいです（写真1～4）。特に軸足となる右足のつき方は理想的です（写真3）。そして踏み込む前の左足については膝が内側に入り（写真4）、それに伴い身体の左裏側や左肩の裏側を相手に見せる様な振りかぶり方をしていますので腰の回転に期待が持てます。左足の踏み込みが充分に為されていてラケット1本分の足にスタンスが出来ています（写真6）。ラケットが腕から遅れてしなる様に出ているのも素晴らしいです（写真9）。インパクトもラケットの面が綺麗で身体の前方で捕らえています（写真11）。フィニッシュも右足の送り足が自然な感じで出ていて（写真17）、腰がよく回転していることが解ります。総じて彼女のフォームは膝も曲がって滑らかであり良いと思います。

一点だけですが気になるところがあります。ボールを待つ姿勢に於ける掌の位置ですが、写真1では充分な高さにありますが、そこから徐々に下がり（写真1→5）、ラケットを振り出す時はかなり低い位置になってしまっています。写真5のタイミングまで、掌は頭の高さにあるともっと良いフォームになるかと思います。今のフォームでは高く弾むボールには対応出来ません。彼女が管理人のアドバイスを少しでも気にして貰えれば嬉しいです。

団員R.Sちゃんは明るく礼儀正しい性格で、練習態度も素晴らしく真面目です。きっと6年生までには大成するだろうと思っております。

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