「赤い糸」とは、運命の赤い糸を指し、宿命の相手と結ばれる見えない糸のことです。意外と知られていない様ですが、中国の昔話が起源とされ、人の小指と宿命の相手の小指が、太い「赤い縄(糸)」で結ばれているという伝説です。この糸は、伸びたり絡まったりしても決して切れず、どんなに離れていても、最終的には必ず相手のもとへたどり着くと言われています。
【運命の赤い糸の起源】
①.
中国の民話
『太平広記』に記された「定婚店」の物語が起源とされています。
②.
物語の内容
ある青年が結婚相手について老人に尋ねると、「あなたと将来を共にするのは、貧しい幼女だ」と告げられます。青年はそれを怒って幼女を殺そうとしますが失敗し、幼女の額に傷をつけてしまいます。数年後、美しく成長した女性と結婚することになりますが、その女性の額には幼い頃の傷と同じ傷があったという物語です。
③.
運命の赤い糸の象徴
この物語を通して、赤い糸で結ばれた運命は、例え遠く離れていても、どんな困難に遭っても必ず出会うという、強い結びつきを表しています。
【夫婦の運命】
①.
運命的な結びつき
この糸は決して切れることがなく、どんなに離れていても、いつか必ず出会い、結ばれると信じられています。
②.
夫婦の縁(えにし)
主に恋愛や結婚に関する縁を指し、「夫婦の縁を結ぶ赤い縄(赤縄)」という中国の故事「月下老人伝説」が起源とされています。
③.
小指の関連
日本では特に「小指と小指が赤い糸で結ばれている」という言い伝えが広く知られており、結婚式で「結い紐の儀」としてこの概念を表現することもあります。
【「赤い糸」が「赤い」理由】
①.
強さの象徴
赤は中国文化では「強さ」を表現する代表的な色であり、運命の強さを表していると考えられます。
②.
幸福の象徴
幸せを呼ぶ尊い色とされ、運命的な出会いを祝福する意味が込められています。
【現在の「赤い糸」の使われ方】
①.
恋愛
「運命の人」や「恋人」といった、深い縁で結ばれた相手を指す言葉として、今でも広く使われています。
②.
「赤い糸」にまつわる作品
映画や小説、その他様々な創作活動の題材にもなっています。
この様に現代では、特定の相手との強い絆や、不思議な巡り合わせを表現する際に比喩的によく使われます。
太平広記に記述された「定婚店」について少し詳しく説明致しましょう。赤い糸を司るのは月下老人(「月老(ユエラオ)」)という老人で、結婚や縁結びなどの神様です。唐の時代の韋固(いこ)という人物が旅の途中、宋城の南の宿場町で不思議な老人と会いました。この老人は月光の下、寺の門の前で大きな袋を置いて冥界の書物(「鴛鴦譜」)を読んでいました。聞くと老人は現世の人々の婚姻を司っており、冥界で婚姻が決まると赤い縄の入った袋を持って現世に向かい、男女の足首に決して切れない縄を結ぶといいます。この縄が結ばれると、距離や境遇に関わらず必ず二人は結ばれる運命にあるといわれていました。
以前から縁談に失敗し続けている韋固は、目下の縁談がうまくゆくかどうかたずねるが、老人はすでに韋固には別人と結ばれた赤い縄があるため破談すると断言しました。では赤い縄の先にいるのは誰かと聞けば、相手はこの宿場町で野菜を売る老婆が育てる3歳の醜い幼女だったのです。怒った韋固は召使に幼女を殺すように命令し、召使は幼女の眉間に刀を一突きして逃げたが殺害には失敗しました。
縁談がまとまらないまま14年が過ぎ、相州で役人をしていた韋固は、上司の17歳になる美しい娘を紹介されついに結婚しました。この娘の眉間には傷があり、幼い頃、野菜を売る乳母に市場で背負われていると乱暴者に襲い掛かられて傷つけられたと言います。韋固は14年前のことを全て打ち明けて二人は互いに結ばれ、この話を聞いた宋城県令は宿場町を定婚店と改名しました。
韋固は月下老人に3歳の幼女と結婚すると言われて、「そんな訳ないじゃ~ん!」とブチ切れてしまった様です。
さて私事Youmeiと妻は赤い糸で結ばれていた様です。もしも出逢いが45年前(Youmeiは19歳)であったとしたらば・・・・、下のスライドの様な事になっていたでしょう。Youmeiは妻と結ばれるとしても、流石に6歳の幼女をさらったらば犯罪ですからね。まさに境遇は太平広記の韋固と一緒だったと思います。
この時代(昭和54年)に自分の45年後の将来が予想出来たでしょうか? 否です。9年前の妻との出逢いは本当に奇跡です。世の中に偶然はなく、全てが運命であり必然であると解しておりますが、この奇跡には感謝しています。それも見えない赤い糸のお導きと捉えて月下老人には深く感謝しています。
今、Youmeiたち夫婦はお互いの事を気遣って生活しています。どんな些細な事でも、例えそれが良くない話であっても妻に起こった事は知りたいです。勿論、それが良い事で会ったらば、尚更その話は聞きたいですね。一般論になりますが、夫婦がお互いを知るためには以下の様な内容をお互いに質問してみると良いかも知れません。
①.
「一番大切にしている価値観は?」
その人が何を大切にしているかを知るための質問です。
②.
「人生で一番忘れたくない出来事は?」
過去の経験がその人にとってどのような意味を持つかを知ることができます。
③.
「ストレスを感じたとき、どうやって解消している?」
相手の苦痛との向き合い方を知ることができます。
④.
「『幸せ』って何だと思う?」
幸せの形は人それぞれなので、相手の考え方を理解するきっかけになります。
⑤.
「何かを決めるときに一番優先するのは何?」
決断の際の基準を知ることで、相手の行動を理解しやすくなります。
⑥.
「自分にとって『家族』とはどういうもの?」
お互いの家族観を知る上で役立ちます。
⑦.
「自分の性格で改善したい部分は?」
相手の自己認識や成長への意識を知ることができます。
⑧.
「愛情を感じる瞬間はどんなとき?」
愛情表現の形を具体的に知ることができます。
⑨.
「どのような友人とどのように関わっているか」
友人関係から、パートナーの人間関係の好みや付き合い方を知ることができます。
そしてこれも一般論になりますが、お互いのコミュニケーションを深めるための工夫としては下記の事項が挙げられると思います。
①.
些細なことでもたくさん会話をする
日常的な会話を増やすことで、お互いの考えや状況を共有しやすくなります。
②.
感謝の気持ちを伝える
感謝を言葉で伝えることで、良好な関係を築けます。
③.
趣味や体験を共有する
一緒に楽しい時間を過ごすことで、共通の思い出や価値観が育まれます。
④.
お互いの時間や一人の時間を尊重する
相手を尊重する姿勢が大切です。
⑤.
日頃からスキンシップを大切にする
言葉だけでなく、触れ合いも重要なコミュニケーションです。
⑥.
喧嘩を引きずらない
問題が起きたときに、すぐに解決に向かう努力をすることで、関係がこじれるのを防ぎます。
心理学の世界では、人間には「確証バイアス」というものがあるとされています。これは、自分が信じたいことを強く信じる傾向の事です。ただ、この信念はとても大切だと思いますね。「運命」はただの偶然ではなく、私たちが無意識のうちに作り出しているもの
かも知れませんが、故に偶然ではなく必然であると言った結論になるのだろうと思います(少なくともYoumeiはそう思っています)。全てが運命の様に錯覚しがちですが、実際には
行動したからこそ起こった偶然の積み重ねなのです。運命は待つものではなく、引き寄せるものとして考えるべきです。「いつか素敵な人が現れるはず…」と待っているだけでは何も始まりません。自分から一歩踏み出し、偶然のチャンスを増やすことが、運命の恋に出会う近道だと思います。
運命と思しき恋は行動によって生まれるものです
今日もいい日になる様に
いつでも笑って優しくね!
ぽぽぽ、ぽぽぽ、ぽ~ん!
今日もいい日になる様に
誰かに笑顔でありがとう!
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