2025年4月3日にアメリカ合衆国のトランプ大統領によって発表された「相互関税」等を受け、アメリカ合衆国を始めした各国の関税政策に関心が広がっています。今回発表された相互関税によって「世界貿易戦争が起きる」と言った見方をする人も多く、「我々は第2次世界大戦以来となる未知の時代に突入しようとしている」と指摘されております。
歴史を紐解けば、①1930年代の世界恐慌、②1980年代の日米貿易摩擦(これは日本の自動車や家電製品が米国で人気を博した事によります)、③近年の米中貿易摩擦等が挙げられます。更に歴史を遡ると保護貿易主義が大きな戦争を招いた事もあります。近世のヨーロッパ諸国は次第に軍事国家へと変貌していきますが、軍隊(常備軍)を支える膨大な軍事費の捻出が問題となります。中心となる財源といえば租税ですが、これに加え国際貿易により利益を追求しようという発想が登場します。それが、重商主義です。重商主義とは、貿易差額の最大化を目指す考えで、貿易差額とは輸出額から輸入額を引いた差額のことです。とりわけ輸入額を最小にする手段として、一番単純なのは「貿易停止」です。しかし、これは当然ながら相手国の不満を誘い、戦争が勃発する危険性も高いです。その典型が、1651年の航海条例(航海法)です。
これは、当時のイングランド共和政府(コモンウェルス)が、外国船に対し、イングランドとその植民地への寄港の一切を禁じたものです。その頃、対岸のオランダは中継地として世界各地の港を利用し、ほぼ一方的に貿易の利益を享受していました。航海条例は外国船の寄港を禁じることで、国内産業の育成も視野に入れたものでしたが、オランダの最大の寄港地がイングランドだったこともあり、オランダは激しく反発。第1次英蘭戦争が勃発します(1652~1664)。この戦争により多くの尊い人命が失われている事を我々人類は忘れていけません。
そもそも税とは何者なんでしょうか。Youmeiは税金を否定する訳ではなく、社会を成り立たせるためには必要なものと解しております。貧乏人のYoumeiが言うと説得力はありませんが、累進課税には大賛成です。
実は日本に於いて税はかなり古い時代から存在していました。
①.
はじめは「食べ物」だった
3世紀のはじめ、邪馬台国という国があり、卑弥呼という女王が国を治めていました。このころは、税として食べ物などが集められていたそうです。
②.
農作物や布、絹が税だったころ(飛鳥~鎌倉時代)
収穫した農作物だけでなく、地域の特産品である布や絹、また労働を税として国に納めるしくみができました。
③.
税の中心が年貢だったころ(室町~江戸時代)
税の中心は農業をしている人たちの田や畑にかけられる年貢(言葉の意味)でした。
また商売をしている人や、手工業製品を作っている人にも、税がかけられるようになりました。
④.
税のしくみが大きく変わったころ(明治時代)
収穫の良い年、悪い年によって、納められる税の量はばらばらでした。そこで、できるだけ同じ量の税を毎年集められるように、年貢中心の税のしくみから、収穫に関係ないしくみに変わりました。たとえば、持っている土地の値段に対して税金がかけられたり、所得税(言葉の意味)や法人税(言葉の意味)のしくみができました。
⑤.
新しいしくみができたころ(大正時代~現在)
この頃から、現在の税金の基本となるしくみや法律ができました。また平成元年には消費税(言葉の意味)(3%)が作られ、平成9年から税率が5%に、平成26年から8%に、令和元年から10%(軽減税率8%)に変わりました。
人間は1人では生きていけません。社会があるから生存できるのです。社会を成立させると言った意味では税金は必要です。しかしながら、現在、日本国民は税の制度について、不満を持っている人が多いのです。一方、日本は国際的に見て、税や社会保障料の負担が低いのも現状です。それは日本には勤労し、倹約し、身の丈に応じて生きるという通俗道徳が色濃く残っていて、老後、子どもの教育、大きな病気、住まいなどをすべて自己責任で備える社会を作るために、貯蓄をしてきたからです。そのため生活保障はとにかく貧弱で、社会保障給付を対GDP比で見ると、先進国の中で下から3番目です。消費税が上がることで、貯蓄が少なくなることに加え、年金がどんどん低くなり、高齢者は生活に不満を持つようになりました。このような事態になってしまった原因は少子高齢化です。日本の医療の発達により、人生100年時代とも言われるようになっている現在です。また、結婚・出産に対する価値観が変化したり、子育てに対する負担感が増大したことなどにより、若い人々の数が減少しました。そのため、高齢者の年金を支えるための税金を払う若い人々には負担がかかって、税金が払えなくなり、それが理由で年金が減った高齢者にも負担がかかってしまっています。つまり、全世代の人々が苦しんでいるのが日本の現状であるが故、税金に対して不満があるのです。

一方、ヨーロッパでは、消費税が日本よりも約2.5倍高くなっているにも関わらず、国民の不満はほとんどありません。何故ならば出産から教育、病院・入院代、葬儀に至るまで費用はすべて国が負担すると言った様な国民にも実感できるような形で国民の生活を豊かにしているからなのです。Youmeiは声を大にして言いたいです。ヨーロッパ諸国の様な消費税は高いが、それを払った分、自分に返ってくるような制度を日本は取り入れられていない。それをいつやるの? 今でしょ!
福祉財政のあり方は、国によって異なります。ヨーロッパ(特に北欧)は、「お金持ちも困っている人も公平に支える」という財政のコンセプトがあり、日本やアメリカは、「自分ではどうにもならない人を優先的に支える」と言った程度のコンセプトしかありません。だから日本では増税が嫌われるのです。
何でもかんでも増税、そしてその見返りが見えない! これじゃぁ、国民も息苦しなる。
ぜいぜい 息が苦しい!
我々、日本国民は物資の豊かさを考えても幸せです。しかしもっともっと日本国民は幸せになりたいのです。いったいこれは誰に訴えたらばいいのだろう? これから瞑想して考えてみます。
今日もいい日になる様に
いつでも笑って優しくね!
ぽぽぽ、ぽぽぽ、ぽ~ん!
今日もいい日になる様に
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