今日の関東平野、ここ埼玉県鴻巣市は北風も吹かず、日だまりは暖かく感じます。本当に穏やかで良いテニス日和ですね。
非常に痛ましいニュースが世論を騒がしています。
大阪市立桜宮高校では、バスケットボール部のキャプテンだった2年生の男子生徒が先月23日、自宅で自殺し、その前日まで顧問の教師から体罰を受けていたことが明らかになっています。
この問題で、顧問が大阪市教育委員会の調査に対し、みずからの体罰について、「強い部にするためには必要だと思う。体罰で気合いを入れた」と話していたことが分かりました。
賛否両論があるのかもしれませんが・・・、これはとてつもなく言語道断、こんな教師や指導者が居るから世の中は悪くなっていくのです。子供たちがあまりにも気の毒です。管理人は自分の自己紹介の欄(右側のカラム)に嫌いなタイプとしてパワーハラスメントをする人間を挙げましたが、この事件は教育と言った隠れ蓑を纏った自己中心的且つ自己満足に飢えた大人のエゴ、そしてパワーハラスメントと言ったものが本質にあるかと思います。
子供たちには愛情が必要なんです。管理人の理念はいつも記載している様に下記のとおりです。
可愛がられて 抱きしめられた子供は 世界中の愛情を 感じることを おぼえる
さて、熱血コーチのなおとん様のブログに指導者の在り方が記述されておりました。管理人もなおとん様と同様にウィリアム・ウォード先生の言葉を引用致します。
①The mediocre teacher tells. 凡庸な指導者は指示をする。
②The good teacher explains. 良い指導者は説明をする。
③The superior teacher demonstrates. 優れた指導者は範となる。
④The great teacher inspires. 偉大な指導者は内なる心に火をつける。
指導者という存在は、究極的には、子供たちの魂に火をつける存在なんです。
上からの目線で、子どもに指示をすることに慣れ、説明も何を言っているか理解不能で、子どもの手本になどなれるはずもない存在に、魂の点火者になることなど到底無理であろうと思います。こんな不出来な指導者を時々目にしますが、本当に情けないことと思います。そうです!、指導者もまた向上心を持って、常日頃から資質向上に努めていく必要があるのだと切に思いますよ。
⑤If you can imagine it, you can achieve it. 想像できれば、それを創ることができる。
⑥If you can dream it, you can become it. 夢を見られれば、それに成ることができる。
また大切なのは、「イメージ」です。想像は創造に繋がり、夢は目標として生きる糧となります。
ウィリアム・ウォード先生には数々の名言があります。後日、またその名言について記述したいと考えています。
さてここから本題です。
今日は以前のブログでも触れたことがあるコーディネーショントレーニングについて、管理人なりの理解を綴ってみたいと思います。
一般に、スポーツ選手について「あの選手は身のこなしがよく、運動神経が優れている」とか「状況判断がいい」「ボールさばきがうまい」といった表現をします。子供たちの動きに目をやると、バランスをとるのがうまい子や、リズムに合わせて体を動かすことが得意な子がいます。このような人たちの動きに隠されているのが「コーディネーション能力」であり、この能力を高めようとするのが、「コーディネーショントレーニング」です。コーディネーション能力とは、状況を目や耳など五感察知し、それを頭で判断し、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力をいいます。
【リズム能力】真似をしたり、リズムを作ったりタイミングを掴んだり、イメージを体で表現できる能力。
【バランス能力】重心をコントロールし、動いていても止まっていても体のバランスを維持できる能力。【反応能力】アクションに合わせて素早く動く能力。「単純反応」「選択反応」などがある。
【定位能力】ボール、相手、コートの距離感覚など、自分の体の位置を時間的、空間的に把握する能力。
【識別能力】視覚、聴覚、感覚等の情報をもとに、手、足、ラケットなどを組み合わせて操作させる能力。【連結能力】タイミングを合わせ、体の各部分を正確に強調、連動させて動かす能力。
【変換能力】状況の変化に合わせて動作を素早く切り替える。
子供たちの能力は無限です。プレゴールデンエイジからゴールデンエイジまでの期間、13歳くらいまの期間は筋力トレーニングなどは避けて(賛否両論もあるとは思いますが)、このコーディネーショントレーニングを積み重ねていくことが良いと考えます。
コーディネーショントレーニングは下図の様に『神経系を鍛えるトレーニング』です。小学生の指導者の皆様方にはとてもお薦めだと考えております。
さて、鴻巣パンジーでは毎回欠かさず低学年のコーディネーショントレーニングを実施しております。本来は高学年も実施すべきかと思いますが、至っていないのが残念です。
ここでそのトレーニング風景を動画で紹介致しましょう。タイ・タコと呼んでいるゲームです。
平成25年度初打ち・初練習の、低学年のコーディネーショントレーニングす。コーチの発声(「タイ」若しくは「タコ」)により子供たちは逃げるのか追うのか瞬時に判断してダッシュします。この場合タイの合図で向かって右側の子がサイドラインまで逃げます。逃げ切れば勝ちになります。反対側の子(向かって左側の子)は逃げる子を追って、タッチ出来れば勝ちになります。タコの合図では逆に向かって左側の子がサイドラインまで逃げて、右側の子がそれを追う様になります。とても楽しいゲームですよ。
次に鴻巣パンジー名物の『鬼ごっこ』です。下の動画をご覧になって下さいね。
鬼は最初は一人、捕まった人は最初の鬼と手を繋いで二人で鬼をやります。更に捕まると三人で手を繋いで鬼になります。更にもう一人捕まえると四人になりますが、そこで分裂して二人で一組の鬼が二組できます。最後まで鬼に捕まらなかった子(1名)が勝ちです。ご覧のとおり、子供たちには激しい運動量になります。寒い日など、皆様方も試してみたら如何でしょうか。
前述のとおり、子供たちの才能は無限です。我々指導者はいろいろな工夫と知恵を絞って子供たちを育成していく必要性があると考えております。皆んなで協力しあって頑張っていきましょう。
管理人はこれから埼玉県ソフトテニス連盟の表彰式に出席のため、さいたま市へ出掛けます。埼玉県女子チームの子供たちに再会出来るのがとっても楽しみです。
下記のバナーをプチッとして当ブログの順位を確認して頂ければ嬉しいです。皆様方にクリックして頂きますと当ブログのポイントが上がります。皆様方のご支援は管理人にとって大きな励みになりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ブログ人気ランキング(ソフトテニス)
0 件のコメント:
コメントを投稿