一生を終えて後に残るのは

 

　お金が貯まれば車や家を買い、コレクションを増やしていくのが人間の性であり、欲望でもあります。でも･･･、自分が死んだらばこれらの有形コレクションは単なる遺品になってしまうでしょう。自分のしがない人生は何十万年と続いてきた人類ホモサピエンスの中では一瞬の事なのです。残したいものは何なのか･･･、自問自答してみたいですね。

一方、自分が人に与えたものは、その人々の記憶に残り、自分の死後も長く残るのでしょう。駅伝の如く、次の世代に「たすきリレー」をしていく事が、自分が生を受けた意味なのだと思います。

引き継いだ人間は、自分が現有するコレクションを自慢してはいけません。そして受けた御恩は決して忘れてはいけません。これで世の中は良くなりますよ。得たもの全て自分の物、他人には何も渡さないと言う強欲主義では本人も日本の国もいつか滅んでしまうでしょう。

【国語のお勉強】

一家相伝（いっかそうでん）

一つの家に代々伝わってきた事。またその物や特別の技の事。特に芸事や学問、武術等で代々伝えられる奥義、教え等を指す。

衣鉢相伝（いはつそうでん）

　弟子が師の教えや奥義を受け継ぎ伝える事。先代の事業や業績を引き継ぐ事。「衣鉢」は師から受け継いだ袈裟と、托鉢の時に施しを受ける鉢という事から師からの教えと言う意味。「相伝」は代々と受け継いで伝えていく事。仏教に由来した言葉である。

　今日も素敵な笑顔を人に与えましょう！　良い1日になります様に（願）

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