「足るを知る者は富む」は、古代中国の思想家である老子の言葉で、「知足者富」とも書きます。満足することを知っている者は、例え貧しくても精神的には豊かで、幸福であるという意味です。
【考察】
①.
何事に対しても“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり幸せな気持ちで生きていける。
②.
物欲や過剰な情報に囲まれた現代社会で、私たちが忘れがちな大切な価値観。
③.
万物流転の世の中では、今持っているものもいつかなくなる可能性がある。
④.
欲望をかきたてられ、過剰に求めるよう促されている現代社会で、足るを知ることを学ばなければ、取り返しのつかない人生を送ることにもなりかねない。
「足るを知る」生活は、精神面での豊かさのみならず、物質面や更には人間関係に於いても必ず充実していきます。
逆説的にはなりますが、この「知足者富」を逸脱した輩の例は沢山あります。例えば・・・、大谷翔平選手の専属通訳だったIS氏の前代未聞の不祥事。違法のスポーツ賭博にのめり込み、大谷選手の口座資金を不正利用しての損失額が62億円まで膨れ上がっていたのです。驚くべきはその賭けの回数ですね。2021年12月から2024年1月までの3年で約1万9000回、1日平均25回賭けていた計算となります。IS氏の末路は容易に想像が出来ます。
例えば・・・、イソップ物語「金の斧銀の斧」が挙げられるでしょう。欲張って嘘をつくと、失う代償が大きいことを教えてくれています。何故真面目なきこりは3つの斧をもらえたのか、なぜ欲張りな男は1本ももらえなかったのか、親子で話し合いながら楽しむと良いと思います。
例えば・・・、同じくイソップ物語の「よくばりなイヌ」も然りですね。肉を咥えたイヌが、橋を渡っていました。ふと下を見ると、川の中にも肉を咥えたイヌがいます。イヌはそれを見て思いました。(あいつの肉の方が大きそうだ)イヌは悔しくて堪りません。(そうだ、あいつを脅かして、あの肉を取ってやろう)そこで、イヌは川の中のイヌに向かって思いっきりほえました。「ウゥー、ワン!!」。その途端、咥えていた肉はポチャンと川の中に落ちてしまいました。「ああー、あ」、 川の中には、がっかりしたイヌの顔がうつっています。さっきの川の中のイヌは、水にうつった自分の顔だったのです。同じ物を持っていても、人が持っているものの方が良く見え、また、欲張ると結局は損をすると言ったお話です。
私たちは本当に必要なものを見極めているでしょうか? 「足るを知る者は富む」という言葉は、現代人にとって心の豊かさを見つけるヒントをくれます。物に囲まれた毎日の中でも心の安らぎを得るために、本当の「富」とは何かを懸命に考えていきましょう。
「足るを知る」ことは、物欲や過剰な情報に囲まれた現代社会で、私たちが忘れがちな大切な価値観です。私たちは日常的に多くの選択肢や欲望を目にしますが、満足の心を持つことこそが真の幸福へと導いてくれます。「今あるものに感謝する」というシンプルな行為が、持続的で確かな幸せの秘訣であり、心の安らぎをもたらす力があるのです。
日々の生活で物を手に入れることで満足しようとする現代の消費社会では、物質的な充足感は得られても、心の平安が後回しにされがちです。「足るを知る」という考えは、消費に流されない生き方を促し、目先の欲望に振り回されることなく、自分の心の安定を築く力をもたらしてくれます。限りない消費から一歩引いて、自分が本当に求めているものに気づくきっかけとなると思います。
物質的な豊かさは一時的なものですが、心の豊かさは人生を通して持続する深い幸福をもたらします。「足るを知る者は富む」という考えを日々の生活に取り入れることで、私たちは物に依存せず、心の平安を追い求めることができます。欲望をコントロールし、現在の自分に満足することで、ストレスや不安が軽減され、より自由で豊かな日常が実現します。
人それぞれが自分と向き合い「足るを知る者は富む」の語彙に気が付けば、物品ではなく心の平安を求める様になります。そうすれば・・・、痛まし犯罪も激減するのではないかと思います。
子供達には是非とも教えたい教育アイテムですね。
今日もいい日になる様に
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今日もいい日になる様に
誰かに笑顔でありがとう!
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