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  埼玉県鴻巣市で活動する小学生のソフトテニスクラブです。ソフトテニスを通して子供たちの 健全な心と体を育てることを目的として活動しています。
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2025年12月3日水曜日

怨みの感情を捨てる

 

 冒頭に申し添えますが「宗教の自由(日本国憲法第20条で保障されている基本的人権」は守られるべきであって、Youmeiは古代メソポタミアのハンムラビ法典(紀元前18世紀頃)に由来する有名な法原則を完全否定する訳ではありません。

「目には目を、歯には歯を」と言った言葉があります。これは受けた害と同じだけの報い(仕返し)をすることを意味する言葉です。この言葉は、紀元前18世紀の「ハンムラビ法典」に由来しており、過度な復讐を防ぐための法思想でした。しかし、現在では「やられたらやり返す」という報復のイメージで使われることが多いです。

【由来と本来の意味】

①.      ハンムラビ法典

この法典では、受けた被害と同じ程度の罰(例:目をつぶされたら相手の目もつぶす)を科すことが定められていました。

②.      過剰な復讐の防止

当時は私的な復讐が横行していたため、法典は「同等の罰」を上限とすることで、行きすぎた報復を戒め、秩序を保つ目的がありました。

③.      法思想としての役割

これは現代の刑法にもつながる「同害復讐法」の考え方であり、犯罪と罰のバランスを取ることを意図していました。

【現在の使われ方】

①.      報復の肯定

日常的な文脈では、相手にされた仕打ちに対して、同じように仕返しをするという、報復を是認する意味合いで使われることが多くなっています。

②.      「倍返し」との関連

「やられたらやり返す」という考え方は、流行語になった「倍返しだ!」といった言葉とも関連しています。

【留意すべき事項】

①.      文脈の重要性

この言葉が本来持っていた「過剰な復讐の抑止」という意図と、「報復を肯定する」という現在の使われ方では意味が異なるため、文脈を理解することが重要です。

②.      イエス・キリストの教え

聖書の「山上の垂訓」では、この「目には目を」の考え方を否定し、むしろ「悪人に手向かってはならない」「左の頬も向けなさい」と、同害報復を禁じる教えが説かれています。

 「言われたらば言い返す」とか「やられたらやり返す」と言った行動をとる人は沢山います。でもより賢く考えるのあれば、怨みに怨みを使っては連鎖を終わらせる事は不可能なのです。怨みを捨ててこそ本当に心が安らかになるのです。また相手に言い返したら貴方も相手と同じ下の立ち位置に落ちてしまいます。これは自らを負のループに落とし込める事になります。早々と土俵を降りる事が懸命だと思いますね。

 数日前に大谷翔平選手がパドレス・スアレスの報復死球に対する質問に「いや、もう昔のことなので全部忘れました」と回答する場面がありました。死球連発のシリーズになった619日(同20日)の9回、3ボールから右肩下部へ死球を受け、故意死球とみなされました。オールスター前日にベンチでスアレスに近づき、顔をしかめて死球が当たった右肩下部を押さえておどけ、笑顔でハグと握手を交わしていましたね。これは極めて素晴らしいパフォーマンスだと思います。

 更に当時の事を詳しく記すと、事の発端は9回表、パドレスのタティスJr.が死球を受け、両軍がエキサイト。ベンチから選手も飛び出す一触即発の事態になりました。ドジャースのロバーツ監督、パドレスのシルト監督が退場となり、警告試合が発せられていました。その裏、今度は大谷の右わき腹付近にスアレスが投じた100マイルが当たりました。スアレスは退場処分。「報復」と見られても仕方なく、再び球場の空気が張り詰めたが、大谷は自軍ベンチをなだめるような仕草を見せながら一塁へ歩きました。さらに試合中断の間、大谷はパドレスベンチの方へ歩み寄り、パドレスの選手と笑顔で何かを話す様なシーンもあったのです。


 話は変わりますが、江戸時代の仇討ちは、武士の慣習として公認されていましたが、厳格なルールが存在し、藩庁への届出と許可が必要でした。復讐が認められるのは親や兄弟など目上の親族を殺された場合のみで、自分よりも下の世代の親族が殺されても仇討ちはできませんでした。仇討ちが成功した後も、役人に「帳付け」が行われ、無罪放免となるのが通例でした。

今この現在、退職代行サービスや謝罪代行サービスなる職業が存在します。興味本位で調べてみましたが、謝罪代行サービスは仕事上のミスや不倫交際相手が妊娠してしまったので父親と一緒に謝罪に来るように相手の親に求められる等、実在する人物には到底言えそうにない場合、その方になりきり謝罪をして貰うサービスです。料金は直接謝罪料金1件あたり¥20,000~となっていました。一方、「必殺仕事人」とは、金銭で依頼を受けて悪人を「仕置」する、裏稼業の仕事人たちの活躍を描いた、朝日放送テレビとテレビ朝日テレビが共同製作した時代劇シリーズ、およびその作品群です。中村主水を主人公にした作品を中心に、金のために非情な裏稼業を遂行するアンチヒーローたちの物語が描かれます。・・・でもこれって今でいうところの仇討ち代行サービスの様なものになるのでしょうか?


 Youmeiはこの番組が好きで好んで見てましたね。・・・でもよくよく考えると今のこの時代にはそぐわない様な気がしています。・・・って言うのか子供たちにはあまり見せたくない類の番組の様な感じを受けます。

 さて本題の「報復戦争」とは、過去の攻撃に対する復讐として行われる戦争のことです。これはしばしば国際法上の自衛権の範囲を超え、憎悪の連鎖を生み、多くの無辜の市民を犠牲にする結果を招きやすいと指摘されています。有名な例としては、アメリカの同時多発テロに対するアフガニスタンへの報復攻撃や、アフガニスタンやスーダンでの大使館爆破に対する報復攻撃があります。

【報復戦争の定義と特徴】

①.      定義

過去の攻撃、例えばテロ行為や武力行使に対する復讐を主な動機とする戦争です。

②.      国際法との関係

国際法が定める自衛権は、国家が直接的な武力攻撃を受けている、またはその脅威がある場合に、それを排除する限度でのみ認められるとされており、報復戦争は国際法上、正当化されにくい側面があります。

③.      問題点

テロ行為や報復攻撃の応酬は、憎悪を増幅させ、テロの根絶とは逆の効果をもたらし、罪のない人々の犠牲を増やすことが指摘されています。

【最近の事例】

①.      アフガニスタン紛争

2001年のアメリカ同時多発テロ事件への報復として始まりました。アメリカはテロ首謀者であるウサマ・ビンラディン容疑者をアフガニスタンが匿っていると主張し、攻撃を開始しました。この戦争はアフガニスタン紛争(2001-2021)として20年にわたり、多くの犠牲者を出し、最終的にアメリカ軍は撤退しましたが、イスラム組織タリバンが再び政権を掌握しました。

②.      アフガニスタン・スーダンへのミサイル攻撃

1970年代に国連で「やってはならない」と決議されたことのある、復讐の戦争の一例です。

③.      イラン・イスラエル戦争

20256月に行われた戦争です。イスラエルの攻撃とそれに対するイランの応酬がエスカレートし、アメリカやフーシの攻撃参加を経て、トランプ氏の仲介で停戦合意に至りました。

 報復の連鎖は、しばしば段階的拡大を引き起こし、最終的には両当事者または関係者全員の破滅(滅亡)に至るという構造が懸念されます。

【歴史的な視点】

歴史上の多くの戦争は、過去の紛争に対する報復や遺恨が原因で始まっています。特に、第一次世界大戦の遠因となったサラエボ事件後の連鎖的な同盟関係の発動や、中東地域における長年の対立などは、報復が制御不能な大規模紛争へと発展する例です。最終的な「滅亡」とまではいかなくとも、国家体制の崩壊や甚大な被害をもたらす結果となっています。

【国際政治学・倫理学】

国際関係論や倫理学においても、報復の概念は重要です。

①.      核抑止論

冷戦時代の「相互確証破壊(MAD)」戦略は、報復能力を持つことで相手に攻撃を思いとどまらせるという論理に基づいています。これは、報復が実行されれば「滅亡」に至るという共通認識が、かえって平和を維持していたという皮肉な例です。

②.      報復の否定

インドのマハトマ・ガンディー氏がこの様に言っております。

「目には目を」と言った言葉が世界中の盲目を生むだけだ

An eye for an eye makes the whole world blind.”

आँख के बदले आँख पूरी दुनिया को अंधा बना देती है

この格言は、報復の連鎖が最終的に誰も得をしない(皆が被害を受ける=滅亡)という思想を表しています。この様に、「報復戦争」はしばしば歯止めがきかなくなり、関係者全員を破滅に導く、非常に危険な行動原理として捉えられています。この危機的な事態を世界中の人たちが感じ取れる世の中になるといいですね。

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