恩は絶対に忘れてはいけない

 「返礼の風習はいらない」と言う人がいます。一般的に、内祝いや香典返しは、いただいた品物に対して感謝の気持ちを表すために贈られますが、相手から「返礼不要」と言われる場合があります。返礼を辞退する場合は、失礼のないように、丁寧な言葉で伝えることが大切です。また、返礼不要と言われた場合でも、お礼の言葉を伝えることは大切です。電話や手紙、メッセージカードなどで、感謝の気持ちを伝える必要がありと思います。

日本では、贈り物を受け取った際にお返しをする習慣があります。これは「返礼」や「内祝い」と呼ばれ、贈られた品物の半額程度の品物を贈るのが一般的です。特にお祝い事（結婚、出産、新築など）では、内祝いとしてお返しをするのがマナーとされています。これこそ仲間意識の高い日本の文化だと思いますね。

【返礼の基本】

①.      お祝いのお返し

結婚祝い、出産祝い、新築祝いなど、お祝いをいただいた場合は、基本的に「内祝い」としてお返しをします。

②.      「半返し」が目安

いただいたお祝いの品物の半額程度の品物をお返しするのが一般的です。但し、親しい間柄では、半返しにこだわらず、相手が喜んでくれる品物を選ぶことが大切です。

③.      感謝の気持ちを伝える

金額だけでなく、相手が喜んでくれる品物を選ぶことが大切です。

④.      お礼状を添える

お返しには、感謝の気持ちを伝えるお礼状を添えるのが礼儀です。

⑤.      お中元・お歳暮の場合

お中元やお歳暮は、日ごろの感謝を伝える贈り物なので、基本的に「お返し」は不要とされています。

ただし、最近では、同等の立場の相手からのお中元やお歳暮には、お返しをするケースも増えています。

　返礼は物品か金銭になるかと思いますが、重要なのは心です。恩返しの気持ちは人間にとって必須なアイデムだと思います。

　「恩を返す」とは、受けた恩に対して、感謝の気持ちや好意で報いることを意味します。具体的には、相手に何か良いことをしてあげたり、助けてあげたりすることで、受けた恩に報いる行為を指します。例えば、友人からお金を借りて助けてもらった場合、その友人が困っている時に助けてあげることが「恩を返す」ことになります。



　義理や人情に厚いのが古来からの日本人の特長だと解しております。「（昔の事なので）記憶にございません、記録に残っていません」と言う見苦しい輩、例え現況が自分に不利益であってもしっかりと前を向いて義理や恩を返しなさい。日本人らしく義理堅い態度が残された救いの道だと思いますよ。

　最悪なのが恩を仇で返す行動です。世話になった人に害を与える、親切にしてくれた人を裏切るなど、恩を仇で返す行為は相当に非難されるべき行為です。

　我々は感謝の気持ちを忘れずに表現する事を心掛けましょう。決して打算的ではないのですが･･･、感謝の気持ちを表現する事は、「信頼感」や「信頼」の厚みが増します。

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