貧血とは血液の成分である赤血球に含まれる「ヘモグロビン」濃度が低下した状態の事です。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割を担っているため、貧血になると身体が酸素不足に陥り、めまいや立ちくらみ、動悸、息切れなどの症状が起こりやすくなります。
元々アスリートは普段の激しいトレーニングによって、汗などから鉄の排出量が増え、酸素を運ぶヘモグロビンを作るために鉄の消費が増えるため、鉄が足りなくなり「鉄欠乏性貧血」を誘発し易いと言えます。このため一般の方より食事の量と質に普段から気をつけていないと鉄不足になりやすいので注意が必要です。スポーツ貧血はスポーツ内科の中で最も多い問題なのです。
溶血とは血清部分が通常は黄色なのですが、これが赤色を呈している状態です。これは血液中の赤血球が、何らかの影響によって壊れてしまい、赤血球中に含まれるヘモグロビン(血色素)が血清中に出てしまう事により発症します。この貧血の定義を「溶血性貧血」と言います。
ヘモグロビンの構成成分はタンパク質と鉄分です。酸素を体中に運ぶために必要な構成なのです。そう! 鉄分と酸素が結合してこの神秘的な生体システムが成り立っているのです。血液が何故赤いのか? これは酸化第二鉄Fe2O3の色なのです。鉄が錆びると赤色になるのを皆様方もご存知ですよね。そして鉄棒を握った時の臭いと出血した時に臭いって似てますよね。これは鉄そのものの臭いではないのですが、鉄イオンは酸化還元力が強いので、手からついた脂質が鉄錆にふくまれる鉄イオンと反応してできる物質(主にケトン)が「鉄棒の臭い」なのです。 「血の臭い」も血に含まれる鉄分が手に付いている油を酸化してケトンが生じたものなのです。
タンニンと言うかタンニン酸が鉄の吸収を阻害するのは事実です。タンニン酸は鉄塩と反応し暗黒青、暗黒緑色に呈色します。この反応は鉄イオンとタンニン酸中のフェノール性水酸基との錯化合物が形成された物と考えられます。
コーヒーやお茶に含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げるといわれていますが、絶対に飲むなと言った訳ではありません。通常の量(カップ1~2杯程度)であれば、あまり気にする必要はないのかなと思っています。
総じて鉄分とタンパク質を多く含む食品を摂取する様に心掛けていきましょう。
下記のバナーをプチッとして当ブログの順位を確認して頂ければ嬉しいです。皆様方にクリックして頂きますと当ブログのポイントが上がります。皆様方のご支援は管理人にとって大きな励みになりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ブログ人気ランキング(ソフトテニス)
0 件のコメント:
コメントを投稿