「風林火山」は、中国の兵法書『孫子』から引用された言葉で、武田信玄の軍旗に記された「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」(疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し)を指します。これは、状況に応じて早く行動すること(風)、静かに守ること(林)、激しく攻めること(火)、どっしりと動かないこと(山)と言った軍隊の理想的な行動を示す軍旗の名称です。
勿論ですが、Youmeiは戦争や戦に対して否定的です。如何なる理由があっても人を殺傷する事は許されません。風林火山は戦に勝利すための兵法ではありますが、今の時代、一般の生活に当て嵌めると良い教訓になります。
「風林火山」の元々の意味は、以下の四つの行動指針を表します。
壱.
疾(はや)きこと風の如く(疾如風)
風のように素早く行動する。
弐.
徐(しず)かなること林の如く(徐如林)
林のように静かに、じっと状況を見守る。
参.
侵掠(しんりゃく)すること火の如く(侵掠如火)
火のように激しく敵地を攻める。
四.
動かざること山の如し(不動如山)
どっしりと山のように動かない、守りを固める。
「風林火山」は、武田信玄の軍旗の通称として有名ですが、現代ではビジネスやスポーツなど、さまざまな分野でその精神が応用されています。例えば、営業の世界では、顧客のニーズに迅速に対応しつつ、相手の話をじっくりと聞き、熱意を込めて提案するが、無理な要求には動じない、といった行動指針として使われる事もあります。このカスハラにも負けない精神は今の時代も必要なのだと思いますね。
孫子の兵法と言われれば、好戦的と誤解されることが多い様ですが、『孫子の兵法』の序文は「兵は詭道なり」という言葉で始まり、「可能であるなら外交によって戦争を回避すべき」という教えがあるのを忘れないで下さい。原文は漢語ですので、以下のスライドの様になります。
前述のとおり「風林火山」は、いざ戦争となった場合の動きを示すための言葉であり、動くべき時には風のように迅速に、動くべきでない平常時には林のように静観し、いざ行動を起こすときには烈火の如く侵攻し、守るべき時には山のようにどっしりと構えるよう、状況に応じて柔軟に対応する様にとの戒めです。転じて、「物事の対処の仕方」において、時機や情勢などに応じた適切な動き方を意味する熟語となっています。現代においては、ビジネスの経営者の間でも使われる場合があります。
孫氏の教えの要は序文の「兵は詭道なり」であり、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という武田信玄の外交・調略を多く用いた方針を表しています。『孫氏の兵法』がヨーロッパに紹介されたのは、抄録が18世紀にナポレオン・ボナパルトが愛読したと言われ、20世紀に漢文⇒日本語⇒英語と全訳が翻訳されたため、日本を介してヨーロッパに紹介されました。このため、20世紀の軍学で『孫氏の兵法』が流行した訳です。それに伴い武田信玄がヨーロッパで有名になる土壌がありました。その後、黒澤明の日本映画「影武者」によって有名となったため、風林火山は武田信玄の旗として認識される様になりました。
じゃんけんはチョキだけでは戦えません。物事の対処は時機や情勢などに応じた適切な動き方をしなければならないのです。言葉は適切ではないかも知れませんが「馬鹿の一つ覚え」では世の中は通用しません。
最後に現代風にアレンジされた武田信玄の「風林火山」の演奏です。ヘビメタになっていて、妻も気に入りそうです。
武田信玄のドラムスも格好いいですね! 生成AIって凄い!
今日もいい日になる様に
いつでも笑って優しくね!
ぽぽぽ、ぽぽぽ、ぽ~ん!
今日もいい日になる様に
誰かに笑顔でありがとう!
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