宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」が伝えたいことは、自然の厳しさや困難にも負けない強い心を持ちながら、欲張らず、他者を思いやり、謙虚でいたいという理想的な人間像です。また、完璧である必要はなく、理想に向かう勇気を持つこと、そして日々の生活で実践できる具体的な生き方のヒントを伝えているとも解釈できます。
この詩の主人公は、雨風、暑さ、寒さに負けない丈夫な体と心を持ちながら、決して欲張らず、他者を助けることを喜びとする生き方を理想としています。整理して考えると以下の様になると思います。
①.
自然の厳しさへの耐性
雨、風、雪、夏の暑さなど、自然の厳しい状況にも耐えうる強い体と心を表現しています。
②.
「デクノボー」のような生き方
褒められることもなく、気にされることもない、かといって誰かに悪意を抱かない、一見地味で目立たない「デクノボー」のような生き方を理想としています。
③.
他者への思いやり
病気の子供がいれば看病し、疲れた母親がいれば労わり、死にそうな人には勇気を与え、争いごとは「つまらないからやめろ」と言います。
④.
欲がないこと
「欲はなくて、決して怒らず」と明記されており、自身の欲に囚われず、争いや悩みを避けることを理想としています。
⑤.
最終的な理想
詩の最後に「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」という言葉で結ばれる様に、これらの理想的な人間像への強い憧れ、そしてその実現への一歩を踏み出したいという切実な願いが込められています。
「玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」と記されていますが、主人公は質素な食生活をしています。「玄米四合」は、現代の食事量から考えると非常に多く感じられます(ご飯茶碗8杯)。宮沢賢治が生きていた時代、日本人の主なカロリー源は米でしたので、1日4合の玄米を食べることは、当時の人にとっては特別珍しいことではありませんでした。宮沢賢治は亡くなる数年前は石灰採掘工場で働いていたのです。
ひ弱で力がないので営業職でしたが、進んで工事現場の肉体労働を手伝っていたという状況で、無理しすぎて倒れてしまい、病室で自分の手帳に「アメニモマケズ」を執筆したのです。宮沢賢治は胃腸が弱くて、一日玄米4合どころか玄米が消化できなかったのです。ですからやむなく独り孤独に白米(銀飯)を食っていたのですが、それが職場で金持ちだからと色々陰口を言われたりして悔しかったのです。・・・なので、現代風に分かりやすく補足すると、「労働者の皆様と同じ釜の飯を同じくらい食い」位の解釈になるかと思います。
もし、宮沢賢治が我々と同じ世代にご生存していたらば、「雨ニモマケズ」はこんな感じで表現されていたのではないかと思います。
宮沢賢治が1970~1980年代くらいに居たらこんな感じで歌手やっていたでしょう。これは岩手県民ソングにするべきです。いやぁ~、ここまで心に沁みる「雨ニモ負ケズ」は聴いた事がありません。日本史上最高の詩のひとつ、私たちはどんなに愛する人でもその苦しみや辛さを代わってやることはできません。私たちにできるのは、ただそばにいてただ愛すること、それが私たちのできる究極の愛の形です。賢治が追い求めた愛の形に改めまして胸打たれます。そして生成AIはとにかく凄いですね。Youmeiも生成AIを会得したく勉強中です。
何故、Youmeiは宮沢賢治に惹かれるのか・・、勿論、同郷の岩手県出身である事、そして科学者であり詩人であり童話作家である事、稗貫郡立稗貫農学校(現岩手県立花巻農業高等学校)の教諭となり教育にも熱心であった事等が挙げられます。そして何よりも気質がYoumeiによく似ているのです。何か地の繋がりさえ感じてしまうのです(Youmeiの母方の家系)。
宮沢賢治は仏教(法華経)信仰と農民生活に根ざした創作を行っておりました。作品中に登場する架空の理想郷に、郷里の岩手県をモチーフとしてイーハトーヴと名付けたことで知られています。宮沢賢治の作品は生前、詩壇の中では高く評価する者もいましたが、終生文壇圏外にあって岩手県で教師・農業指導者・技師としての活動を続けていたため、一般には無名に近い存在でありました。没後、草野心平らの尽力により作品群が広く知られ、世評が急速に高まり国民的作家となっていき、今でも日本には広く愛好者が存在するのです。因みに宮沢賢治の好物は海老天婦羅蕎麦と三ツ矢サイダーです。
本日午後は鴻巣市ジュニアソフトテニス教室を開催致します。今日こそは天候に恵まれそうです。
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