「野次馬」は、「自分とは関係ない出来事に興味本位で集まって騒ぎ立てる人々」を指す言葉です。元々は「おやじ馬」(老いた馬)から転じたという説が有力で、そこから「無責任な騒ぎ」という意味合いを持つようになりました。
【本来の意味】
ü 老いた馬、父馬、気性の荒い馬:役に立たない、または手に負えない馬を指しました。
ü 「おやじ馬」の変化
「おやじ馬」が「弥次馬」に変化したという説があります。
【転じて使われるようになった意味】
ü 見物する人々
事件や事故などの現場に、自分には関係ないのに興味本位で集まる人々を指します。
ü 騒ぎ立てる人
他人の後をついて回って、面白半分に騒ぎ立てる人やその行為を指します。
ü 「野次」の語源
「野次馬」が略されて「野次」となり、「野次を飛ばす」という言葉が生まれました。
一方、「怖いもの見たさ」とは、恐ろしいのがわかっているのに、好奇心に負けて見たくなる心理を指します。これは、現実の危険とは異なる安全な状況だからこそ楽しめる、緊張と緩和がもたらすスリルや興奮を求めている状態です。
①.
好奇心による行動
恐怖を煽るもの(ホラー映画、お化け屋敷など)に対して、危険はないとわかっている上で、興味本位で覗いてみたくなる気持ちです。
②.
恐怖の感情と快感のメカニズム
お化け屋敷などでは、心臓がドキドキするなどの緊張感がピークに達し、その後に緊張が緩和されると快感物質が分泌されることがあります。この「緊張→緩和」の繰り返しが、スリルを伴う「楽しい」という複雑な感情を生み出します。
③.
発達との関連
幼児期には、虚構と現実を区別できるようになると、怖いものを「あえて見ようとする」行動が増えることが研究で示されています。
④.
学術的な視点
恐怖という「回避性感情」が、実際には危険がないとわかっている状況では「接近性」として現れるという、興味深い心理現象と捉えられています。
更に古代の公開処刑は、死刑執行そのものだけでなく、民衆を恐怖させ、権力を誇示する目的で、様々な方法で行われました。古代ローマでは、カピトリヌスの丘の崖から突き落とす、鞭打ち、斬首などの処刑法がありました。また、観衆を集めるため、処刑の場で祭り騒ぎになることもありました。
【古代ローマ】
①.
カピトリヌスの丘の崖からの処刑
殺人罪や偽証罪など、特定の罪を犯した者が、この崖から突き落とされて処刑されました。
②.
鞭打ち
斬首刑の前に、罪人を鞭で打つことがありました。
③.
斬首
貴族に対する名誉ある処刑法であり、平民に対しては絞首刑が用いられるなど、身分によって方法が異なることもありました。
【その他】
①.
祭り騒ぎと見物
公開処刑は、しばしば「祭り」のように見物され、周囲の建物が貸し切られるほどの賑わいをみせることもありました。
②.
国民道徳への影響
こうした蛮行は国民道徳に良くないとして、後に公開が停止されることになりました。
現代においても、北朝鮮、アフガニスタン、サウジアラビアなど一部の国では公開処刑が行われています。一方で、多くの民主主義国家では公開処刑は廃止されており、死刑制度自体が存在しない国も多いです。特に、過激派組織による公開された斬首は、見せしめ目的でインターネット上に公開されることもあります。
【公開処刑が残っている国】
ü 北朝鮮、アフガニスタン、その他イスラム国家:近代合理主義に基づかない体制を持つ国の一部で、公開処刑が引き続き行われています。
ü サウジアラビアではイスラム法に基づき、公開での斬首刑が執行されています。
【条件付きで公開されるケース】
ü アメリカでは州や事件性によって異なり、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件のような極めて社会的反響の大きな事件では、遺族の希望に応じて死刑執行が公開されることがあります。
【厳密な公開処刑ではないが関連する事例】
ü 死後写真の公開
悪質な連続殺人犯など、生きているという噂を防ぐために、死後その死体の写真を公開することがあります(例:テッド・バンディ)。
ü インターネット上で公開されるケースでは過激派組織や麻薬カルテルがあります。見せしめを目的として、人質の斬首などの様子を撮影し、インターネット上に公開することがあります。これは、サウジアラビアのような法に基づく公開処刑とは異なり、大きな波紋を呼ぶことが多いです。
「怖いもの見たさ」や「残酷なシーンへの傾倒」は単にスリルを満たすためだけではありません。脳の「扁桃体」が危険を察知して興奮し、その後に「緊張の緩和」と「快楽物質」の分泌が組み合わさることで、恐怖と快感が同時に生まれる脳の仕組みによって起こります。安全な環境であると認識できるからこそ、この「安全な恐怖」を体験し、ストレス解消や達成感といった心理的な報酬を得ることができるのです。
【怖いもの見たさの脳内メカニズム】
①.
危険の察知と興奮
怖いものを目にすると、脳の「扁桃体」が危険を察知し、心拍数の上昇や発汗といった体の興奮を引き起こします。
②.
緊張と緩和
恐怖がピークに達した直後に、恐怖の原因が消えたり、状況が安全だと分かったりすると、緊張が一気に和らぎます。
③.
快感物質の分泌
緊張が緩和されるタイミングで、脳内で「快感物質」が大量に放出されます。
④.
恐怖と快感の融合
この「緊張の緩和」と「快感物質」の組み合わせによって、「怖い」と同時に「楽しい」という複雑な感情が生まれます。
⑤.
安全な環境の認識
この心理が働くのは、現実の危険ではない、お化け屋敷やホラー映画のように、自分が安全な場所にいると分かっているからです。
⑥.
心理的報酬
恐怖体験は、安全な状態への移行に伴う「緊張の緩和」から快感を得るため、ストレス解消や達成感につながります。
青少年による凶悪犯罪などとの関係から、暴力的なシーンや果ては演技であったとしても殺人シーンや流血シーンの悪影響に対する社会的関心は今や非常に高いものがあります。
①.
人間の表情認知に関連する脳活動に長期的な影響を与える事は間違いありません。
②.
長期的な悪影響がある事が認知神経科学的な手法によって明らかになっています。
要は子供の内からこう言った残酷シーンをみせるべきではないのです。例えば神戸連続児童殺傷事件https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%AE%BA%E5%82%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
では犯人の非倫理的な嗜好は動物虐待から始まっています。東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件もまた
犯人が自室に所有していた5,763本もの実写×××ビデオテープが見つかり、それが犯罪行為を助長したのは明らかです。
冒頭のスライドに示しましたが、刺激を求めるのは自分の心の欲のせいです。人の不幸や不祥事などを興味本位で読み漁るのは止めましょう。それは古代人が公開処刑で味わった娯楽と同じ様な心理があるからです。SNSで過激な発言や行動をしている人、そしてそれを娯楽として閲覧している人も同罪だと思います。
子ども達にはこう言った野蛮な世界からは出来る限り遠ざける様に大人が注意していきましょう。
今日もいい日になる様に
いつでも笑って優しくね!
ぽぽぽ、ぽぽぽ、ぽ~ん!
今日もいい日になる様に
誰かに笑顔でありがとう!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ブログ人気ランキング(ソフトテニス)




0 件のコメント:
コメントを投稿