高齢者とは、一般的に65歳以上の方をいいます。 65歳以上75歳未満の方を「前期高齢者」といい、75歳以上の方を『後期高齢者』といいます。
「好々爺」とは人柄が良く、優しい老人のことです。また、年齢を重ねても明るく元気な様子を表すこともあります。
具体的には、以下のような意味合いがあります。
①.
人柄が良い
穏やかで、親切で、誰からも好かれるような人物を指します。
②.
優しい
慈悲深く、温かい心で周囲の人に接する様子を表します。
③.
年齢を重ねても元気
老年になっても、活動的で、若々しい印象を与える人を指します。
④.
地域社会に貢献する
経験や知識を活かして、地域活動や若い世代の育成に積極的に関わる様子を指すこともあります。
好々爺の読み方は「こうこうや」です。よくある間違いは「すきすきじい」や「よしよしじい」ですね。「好」を「こう」と読むのはわかるけれど、まさか「爺」を「や」と読ませるとは? ・・・ですよね。
好々爺とは細かなことは気にせず、ただひたすら穏やかな笑みを浮かべ、幸せそうにしている。せかせかしないで微笑みつつ、のんびりとしている様な感じです。話し方も穏やかで、おおらかで、ちょっとやそっとのことでは動じない、波が立たない、「春の海」の様な人です。そんなお年寄りに接すると、こちらも細かいことがどうでもよくなり、穏やかな気持ちになってしまうような人物像です。昔から、そんな男性のお年寄りのことを「好々爺」と呼んで、男性の老後の理想像のひとつとして、ポジティブな意味で使われていますね。
ところで、女性の場合は、「好々婆」という言葉はあるのでしょうか? かなり入念に調べましたが「好々婆」という言葉は存在しない様です。辞書によっては、「『爺』は老人一般を表す場合もあるので、女性にも使える」と説明されていました。優しくて感じの良いお年寄り女性を表すには「優しそうなお婆さん」とか、「穏やかなお婆さん」と言うしか方法はないようです。男女平等の世の中ですので、新語で「好々婆」と言った言葉を作った方が良いかも知れません。
「好々爺」の対義語としては、「厳格な老人」、「意地悪な老人」、「不機嫌な老人」などが考えられます。また、単に「悪爺」とか「糞爺」という言葉も使われる事があります。こうなるともう老害ですよね。「意地悪爺さん」にはなりたくないです。
「老害」は、高齢者が組織や社会において、その影響力や言動によって周囲に悪影響を及ぼす状況を指す言葉です。特に、古い価値観を押し付けたり、変化を嫌ったり、若者の活躍を妨げたりするような行動が問題視されることが多いです。
「老害」の具体的な例を挙げてみます。
①.
組織の硬直化
高齢者による過去の成功体験への執着や、新しいやり方への拒否反応が、組織の柔軟性を失わせ、変化を遅れさせる原因となることがあります.。
②.
若者の活躍の妨げ
高齢者が権力や地位にしがみつき、若手の意見を聞き入れなかったり、昇進の機会を奪ったりすることが、若者のモチベーションを低下させ、組織全体の活力を損なうことがあります。
③.
価値観の押し付け
高齢者が自身の価値観や経験を絶対的なものとして押し付け、周囲の意見を聞き入れない態度が、周囲との摩擦を生み、人間関係を悪化させることがあります.
④.
感情的な言動
些細なことで怒り出したり、感情的な言動で周囲を困惑させたりすることが、周囲の不信感を招き、孤立を深めることがあります。
次に「老害」と捉えられやすい言動の具体例を挙げてみます。
ü 「昔はよかった」と現在の状況を否定する
ü 自分の成功体験を自慢げに語り、周囲に押し付ける
ü 新しい技術ややり方を理解しようとせず、拒否する
ü 感情的に怒鳴ったり、高圧的な態度で接する
ü 配下の意見を聞き入れず、自分の考えを一方的に押し付ける
自分が「老害」にならないための対策は幾つか考えられます。
①.
自己認識
自分の言動が周囲にどのような影響を与えているかを客観的に見つめ、反省する機会を持つことが大切です。
②.
柔軟性
新しい情報や価値観を受け入れる柔軟な姿勢を持ち、変化を恐れずに挑戦することが重要です。
③.
傾聴
若い世代の意見に耳を傾け、尊重する姿勢を持つことが、組織の活性化につながります.
④.
謙虚さ
過去の成功体験に固執せず、謙虚な姿勢で周囲と接することが、良好な人間関係を築く上で不可欠です。
⑤.
脳の活性化
常に新しい知識や経験を取り入れ、脳を活性化させることが、老害化を防ぐ鍵となります。
「老害」という言葉は、高齢者に対するネガティブなイメージを伴いますが、高齢者自身が自覚し、改善することで、より良い社会を築くことができるハズです。
ところで歴史上の人物で好々爺と言える偉人は存在したでしょうか?
例えば徳川光圀(水戸黄門様)は本当に好々爺だったのでしょうか。調べてみましたが、あまり評判は良くありません。若い頃はやんちゃで辻斬り(当時は合法)などをしていたりしましたし、藩主になってからも、わざと幕府に逆らったり、粉飾決算をしたり、公費を自分の趣味に注ぎ込んだりして、水戸藩の財政を長らく疲弊させる原因を造った張本人の様です。脚本化されて良い話も伝わっていますが、総じて当時の感覚でもダメ爺であった様です。因みに実在した訳ではありませんが、「かげろうお銀」のキャラクターは好きです。
歴史上の人物でこの言葉が直接当てはまる人物を特定するのは難しいですが、例えば、明治天皇や徳川家康など、その生涯や逸話から好々爺的な印象を受ける人物は存在します。
【明治天皇】
ü 穏やかで威厳のある姿から、好々爺的な印象を受けることがあります。
ü 政治的な決断は厳格でしたが、国民に対しては慈悲深い態度で接したと伝えられています。
【徳川家康】
ü 長寿を全うし、晩年は穏やかな生活を送ったことから、好々爺的なイメージを持たれることがあります。
ü 孫の千姫を溺愛したエピソードなど、優しい一面も伝えられています。
【福沢諭吉】
ü 慶應義塾の創設者として、教育に尽力した姿から、慈愛に満ちた人物として捉えられることがあります。
ü 晩年は、穏やかな生活を送ったと伝えられています。
好々爺になりたい(逆に言えば老害にはなりたくない)と思うのは65歳のYoumeiが考える事であり、小学生の皆さんは夏休みの宿題で「将来は好々爺になりたい」等の作文は書かない様にして下さい。因みにYoumeiが小学生時代書いた作文は「科学者になりたい」でした。不思議にも大人になってその科学者の職に就いた事は光栄に思っています。
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