グランドストロークのフォーム（その19）

今日は春らしい暖かな陽気で外は気持ち良さそうです。各地からは桜開花の便りも聞こえてきます。ところで皆様方がは昨晩の、素晴らしい天体ショーをご覧になりましたか？　19時～20時くらいの間でした。我がアルテミス、三日月様を挟んで、金星と木星が至近距離で（勿論見た目で）、一直線に並んだのです。これは滅多に見られない様な不思議でロマンチックな光景でした。これは2004年の11月以来のことらしいです。2015年11月には、これに火星も加わって月を含めた4つの星が一直線に並ぶことになるそうです。管理人もその頃に生きている様であれば、是非、また見てみたいと思っております。
今日は、久しぶりにグランドストロークのフォームを議論してみたいと思います。本日登場するのは団員Y.M（5年生）です。本ブログには2度目の登場になります。彼は4年生の秋口から鴻巣市ジュニアソフトテニス教室を経て鴻巣パンジーテニススポーツ少年団に入団しました。テニスを初めてまだ約1年半ですが成長ぶりは目を見張るものがあります。真面目で素直な性格でコツコツと努力をしております。練習中や試合の時に声も良く出ています。下記の連続写真は平成24年3月25日、鴻巣市常光テニスコートで撮影しました。それでは早速ご覧になって頂きましょうね。

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

写真7

写真8

写真9

写真10

写真11

写真12

写真13

写真14

写真15

写真16

写真17

写真18

それでは団員Y.Mのフォームを考察していきましょう。先ずは良いところをピックアップしていきます。1)テイクバックをゆったりと高く取り、且つ後ろに引きすぎていないのが良いですね（写真1～3）。2)写真5に印を付けましたが足のスタンスを広く取り、重心が下がっています。3)インパクトまでのスィングで、ラケットが腕から遅れて出てく感じが素晴らしいです（写真5～8）。4)インパクトの瞬間に右膝及び左膝が良く曲がっています（写真9）。5)インパクトはフラットで綺麗な面で身体の前方で捕らえいます（写真9）。
気になる箇所は、①テイクバックしている時に左の膝が真正面を向いています（写真2）。これはもっと左膝を内側に入れる様に、相手に左足の踵を向ける様に引く必要性があると思っています。そしてもう少し僅かで良いのですが左足を上げる様な感じが欲しいです。彼はオープンスタンスぎみに打ちますが、これは全く問題はありません。・・・と言うよりは寧ろ好ましいと思います。但し、その際はテイクバックの時に左膝を内側に入れる必要性があります。このことをその場で注意・アドバイスしたら、素直な彼は良く理解出来た様で直ぐに良くなりました（後日のブログで改善されたフォームも掲げます）。②フォロースルーの位置が低すぎます。写真15に矢印を付しましたが、フィニッシュはもっとラケットを振り上げる様にした方が良いでしょう。これによってネットにかかるリスクがかなり軽減されます。また、相手のベースライン付近までボールを容易に飛ばすこと出来る様になるかと思います。こちらもアドバイスしましたが、その日の内に直すのは難しかったみたいです。
子供たちは成長を続けます。それは決して完成型を見ることはないのです。子供たちの力は無限です。

永久の未完成 これ完成なり　宮沢賢治

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