グランドストロークのフォーム（その8）

久しぶりにグランドストロークの話題です。小学生（ジュニア）のソフトテニスの場合は先ずは基本練習を沢山やってグランドストロークのフォームを身につけることが大切です。鴻巣パンジーテニススポーツ少年団の場合は素振りの練習をやりません。身が入らない素振りは、例え千回振っても一万回振ってもあまり効果はないでしょう。それよりは簡単なボールを打たせて、そのドキュメントの中でフォームを作っていく手法を取り入れています。子供たちもその方が集中力が増していきますし、実際にインパクトの瞬間を実感できます。

今日は団員M.O（5年生）のフォームを見てみましょう。彼女の良いところは、①ボールを待つ姿勢がゆったりとして懐が深いです（写真１）、②左手の使い方が身体の回転を助長しています（写真1～4）、③ラケットがしなる様に腕から遅れてでています（写真4）、④インパクトの前後からフィニッシュまで一貫して左の膝が曲がっています（写真5～10）。
この写真は手投げの1本打ちを撮ったものですが、この時に打点を高くする様にアドバイスをしております。彼女は膝から腰の高さのボールは柔らかく上手に捕らえますが、打点を上げた時に身体の使い方が少し乱れる傾向がありますので克服して欲しいです。写真は彼女が得意な腰の高さで打っていますので、管理人には、このフォームに特に直すべきところは見当たりません。
彼女の場合は、先ずは心を上手にコントロールして試合に臨むこと、技術的にはフォアハンドのトップ打ち、バックハンドストローク、ファーストサービスが向上すれば、大会上位に進出できる力を持っていると思います。

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